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2009年1月 8日 (木)

丸吉鐵工(株)[札幌市]

破産手続きの開始決定受ける

札幌の老舗鉄骨加工業者、丸吉鉄工(札幌市西区発寒12の13の1の1)は8日、札幌地裁から破産手続き開始決定を受けた。Hグレードの認定工場を持つ大手で、今期は大型建築の受注が好調だっただけに衝撃が広がっている。業界関係者は、道央に10社あるHグレードのファブリケーター(鉄骨加工業者)の一角が崩れたことで、「現在進行している大型建築の鉄骨納期に影響を与える可能性がある」とみている。

帝国データバンク札幌支店によると、債権者約122人に対し負債額は約17億円。破産管財人は坂本泰朗弁護士(札幌市中央区南1西10)。債権届け出期間は2月9日まで。財産状況報告集会は4月9日午後1時半から。

1929年創業の道内大手ファブ。大手ゼネコンを顧客とし、鉄骨の組み立てや製作を請け負い、ピークの91年12月期には売上高50億7600万円を上げていた。

その後、建設投資の減少から受注が伸び悩み、債務超過状態にあったが、不動産売却などで立て直し、再建を図った。2007年12月期の売上高は、建築基準法改正の影響などで18億2000万円まで落ち込んだが、同社社員によると、今期は大型建築物件を含め、加工の受注を多数抱え、「順調にいけば(売上高は)27億円程度まで回復する見込みだった」と話す。

ただ、設計部門担当者の退職などで人材不足に陥り、予想を上回る物件受注に工場側の加工体制が追いつかず、製作工程が破たん状態にあったもよう。同社社員は「今後は納期の対応も難しく、続けたとしても負担は増加する。経営者は、これらを判断したのだろう。受注が好調だっただけに非常に残念だ」と悔しさをにじませる。業界関係者は、大型物件も含め受注も好調だった老舗企業の破たんに「正直びっくりした」と、驚きを隠さない。

大型建築の鉄骨加工は、その案件をゼネコンが複数のファブに分割発注する場合が多く、丸吉鉄工の受注案件にも、そうしたものが含まれる。すでに工場は停止していて、製作済みの部分は、破産管財人を通じ売却されるとみられる。残受注分は、他のファブに再発注する必要が生じるが、「Hグレードの多くは、同様に工程が詰まっていて、受注余力は大きくない。その扱いによっては、現場への納期に響く可能性が高い」と関係者は指摘する。

北海道建設新聞
2009/01/09
http://e-kensin.net/

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