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1998年5月12日 (火)

(株)ティ・エイ・シー・ティ[札幌市]

拓銀傘下のテイ・エイ・シー・テイが特別清算 負債総額1000億円

拓銀傘下の不動産管理会社、テイ・エイ・シー・テイ(本社・札幌、従業員五人)は十二日午後、札幌地裁に特別清算を申請した。負債総額は一千億円前後に上る模様で、道内では今年最大規模の倒産となる。同社は、現在もマンションや賃貸ビルなどの開発、販売、管理などの事業を続けるタクト(本社・札幌)の親会社だが、タクトはテイ・エイ・シー・テイから資金供給を受けておらず、拓銀関係者は「資金繰りの面でタクトへの影響はない」としている。

同社は一九二六年に拓銀系の不動産管理会社として「北海道土地」の名で設立され、拓銀グループの店舗や用地の管理を手掛けた。バブル期にかけ不動産仲介や開発事業を拡大、九一年にタクト(現タクトとは別会社)へ商号変更した。しかしバブル経済の崩壊で、所有不動産の価値が急落。拓銀は九三年、不良資産の処分を迅速化させるために、同社の事業と約七百億円の資産を分割。現社名に商号変更し、約四百億円の不良資産をそのまま引き継ぐ一方、約三百億円の優良資産を同社全額出資で新たに設立した現在のタクトに継承させた。

テイ・エイ・シー・テイは当初、表向きは「ビル賃貸などを収益源に、独立採算で不良資産の売却を進める」(拓銀)としていた。しかし拓銀グループ全体の不良債権が膨張する中で、担保不動産の処分、売却の機能を担わされ、財務的には実質「死に体」状態に陥っていた。昨年十一月の拓銀破たんで再建の道は断たれ、今月に入り資金繰りに行き詰まった。特別清算を選択したのは、借入先が拓銀など五つの金融機関に限定され、迅速な清算手続きが可能と判断したためとみられる。

同社の九七年三月期決算は、本業のもうけを示す営業損益が九億千三百万円の赤字で、経常損失も前期比一一・五%増の十九億二百万円と五期連続赤字を計上。当期損益でも九千七百万円の赤字だった。

一方、子会社のタクトの同期決算は、マンション分譲が好調で営業利益が前期比六四・四%増の十二億八千五百万円。経常利益も同四・六倍の六億三千八百万円を計上して債務超過を解消し、累積赤字額も同九七・六%減の一千万円にまで減少させた。ただ新しい株主やメーンバンクは決まっておらず、事業存続のための計画策定作業が今後、加速するとみられる。

北海道新聞
1998/05/12
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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