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1998年3月27日 (金)

(株)デリーズ[札幌市]

デリーズに破産宣告 負債額54億円 多店舗展開裏目に

酒類ディスカウントストア(DS)チェーン道内最大手のデリーズ(本社・札幌、資本金七億二千七百万円)は二十七日、札幌地裁から破産宣告を受けた。一部債権者が同地裁に破産を申し立てていた。同地裁によると負債額は五十四億円。債権者は六百四十人以上。

同社は複数の卸業者に対して二月十六日を期日とする代金を完済できずに、商品供給を止められていたが、同地裁は「債務者(デリーズ)が支払い不能の状態にある」と認め、破産宣告した。債権届け出期間は六月十日まで。第一回債権者集会は七月二十一日に開かれる。破産管財人は鷹野正義弁護士。

同社は、一九五五年に札幌で開業した酒店を八一年に法人化し、創業者の長男が経営を引き継いだ。八九年秋から酒類DSのチェーン展開を始め、ビールの格安販売などで急成長。近年はフランチャイズ(FC)店を中心に年間二十店を超えるペースで店舗網を拡大していった。九六年には北陸、九七年には九州にも進出。直営二十三店舗、FC店八十四店舗(うち北陸、九州に四店舗ずつ)を展開していた。九七年三月期の売上高は百三十七億円で、酒類DSとしては四社目の株式公開を視野に入れていた。しかし、酒類免許制度の規制緩和でスーパーなど他業態が相次いで酒の安売りに参戦したため競争が激化。収益性の薄い商売を強いられた。金融機関への資金依存度が高いことや、拡大路線そのものの危険性も取りざたされていた。

こうした中、北陸進出の際にFC契約した金沢の酒類DS業者「アブサン」が昨年十二月に倒産し、貸付金など十億円規模の債権が回収不能になった。昨年十一月に社長を退き、副社長が社長に昇格したが、二月上旬に辞任したまま。仕入れ代金の支払い不能になったのは、デリーズの信用不安が広がり、複数の金融機関が運転資金の借り換えに応じなかったためとされる。

商品供給が途絶えた二月中旬以降、直営店は在庫のみの販売を余儀なくされ、大半の店舗が閉鎖。FC店の多くは卸業者との直接取引で商品調達し営業を継続しているが、一部店主が「被害者の会」を組織するなど波紋が広がっていた。

北海道新聞
1998/03/28
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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