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1998年3月18日 (水)

エイペックス(株)[札幌市]

エイペックスに破産宣告 たくぎん保証、カレントも 負債合計千523億円 エ社社長経営の甘さ認める

拓銀傘下のリゾート会社、エイペックス(本社・札幌、資本金七十一億六千五百万円、従業員百六十二人)と、ホテル、ゴルフ場などの運営を委託されていたカレント(本社・胆振管内虻田町、資本金一千万円、従業員五十人)、リゾート会員権の預託金を保証している拓銀関連のノンバンクのたくぎん保証(本社・札幌、資本金五千万円、従業員四十一人)の三社は、十八日午後、自己破産を札幌地裁に申請し、破産宣告を受けた。同地裁によると負債総額はエイペックスが九百四十九億九千八百万円、カレントが六十四億八千九百万円、たくぎん保証が五百八億二千万円の総計千五百二十三億七百万円。このほかたくぎん保証には、本来業務である住宅、カードローンなどの保証債務分が五千五百十億円ある。

エイペックス所有のザ・ウインザーホテル洞爺は二十一日予約分まで営業し、その後はリゾート施設、ゴルフ場を含め、破産管財人の管理下で売却先を探すことになる。関係者によると「任意で売却先を見つけるか競売するか、今のところ見通しは立っていない」という。

エイペックスは、ホテルがオープンした一九九三年度は五〇%程度の客室稼働率で売上高が三十一億三千八百万円に上ったものの、営業収支は初年度から赤字。客足は次第に遠のき、九七年三月期のホテル稼働率は二〇%程度、売上高も二十一億二千万円と低迷していた。

十八日、札幌市内で会見した社長は「(建設・不動産のカブトデコムなど)カブトグループが計画を立て、最初は十分やっていけると思った」と振り返ったが、「われわれは素人だった」とも述べ、経営見通しが甘かったことを認めた。また広沢敏行専務は「会員権が計画通りに販売できず、その分が借入金になった。最初から過大な投資だった」と総括した。

同社を支援してきた拓銀の破たん後は、倒産は避けられないと判断。「本州の大手企業など十一社と売却交渉を進めたが、価格や採算性の面から成立には至らなかった」(広沢専務)という。

同社が発行したリゾート、ゴルフなどの会員権は約三千四百口。預託金は約三百三十六億円で、たくぎん保証が保証していた百七十四億円も含め、返済できない状況になった。社長は「たくぎん保証が保証したことは会員権販売に有利に働いたが、結果的に買った人には本当に迷惑をかけた」などと陳謝した。

一方、たくぎん保証の社長も同日、札幌市内で記者会見し、「バブル崩壊後の代位弁済が増加し、支援を受けていた拓銀の破たんで資金繰りが制約された。エイペックスの倒産で預託金の弁済履行義務が生じ、資金繰りにとどめを刺された」と説明。同社が保証している住宅、カードなど約五千五百十億円(エイペックス会員権の保証分を除く)の扱いについては「拓銀から、営業譲渡先の北洋銀行などにすみやかに移行できるよう調整している」と述べるにとどまった。

三社に対する債権の届け出は六月五日まで。それぞれの債権者集会はエイペックスが七月十六日、たくぎん保証が同十四日、カレントが同十七日。

北海道新聞
1998/03/19
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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