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1995年4月19日 (水)

(有)三善屋[釧路市]

100人から計1億4千万円 名義借り架空売買 借金苦、釧路の呉服店倒産

【釧路】釧路市内の呉服・貴金属販売業者が売り上げ不振などのため負債総額約二億七千万円で倒産、このうち約一億四千万円が約百人の他人名義を使った架空の商品売買によるクレジット契約などの負債であることが、釧路弁護士会の調べで分かり、同弁護士会は二十二日、釧路市内で被害者説明会を開いた。同弁護士会は、近く被害者の会を結成、信販会社側との交渉にあたる。

業者は釧路市芦野二、三善屋で、十九日に釧路地裁が破産宣告した。

同弁護士会消費者保護委員会などによると、同社は一九六五年に有限会社として設立、家族経営という。

金融業者からの高利の借入金支払いに苦しみ、八五年ごろから資金繰りのため、顧客や知人に「ローンの組めない客がいるので、名義を貸してほしい」などと持ち掛け、実際には同社と商品売買をしていないのに、信販会社四社とクレジット契約を結んだ。同社はクレジット代金を運転資金や借入金返済に充てる一方、毎月、信販会社に代金を支払ってきたが、行き詰まったという。

こうした契約は約二百八十件に上り、被害者は釧路、根室、網走管内などの約百人。

一回の契約は約二十万―百万円で、中には一人で十件の名義を貸し総額約五百万円の被害にあった人もいる。契約書のほとんどは、顧客らの同意の上、本人に名前などの記入と印鑑を押させているという。

説明会では、同弁護士会の今瞭美弁護士が約四十人の被害者を前に、「名前を貸すのも問題だが、信販会社も商品納入の確認もなかったり、契約書にも不完全なところがある」と債権者である信販会社と債務の減額を求める交渉をしていくことを表明した。

説明会に出席した被害者のうち、釧路市内の男性会社員(五三)は「古くからの付き合いなので断れなかった」と話していた。

一方、社長は不在だが、家人によると、社長は「多くの人に迷惑をかけ申し訳ない」と話しているという。

北海道新聞
1995/04/23
http://www.hokkaido-np-co.jp/

 

破産宣告(平成7年(フ)第17号)

(有)三善屋(釧路市芦野2丁目1番23号)は4月19日、釧路地裁から破産宣告を受けた。

破産管財人は今重一弁護士(釧路市)。

債権届出の期間は平成7年5月29日まで、第1回の債権者集会・債権調査の期日は平成7年6月28日午前11時。

1995/05/02
釧路地方裁判所

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