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1992年11月 2日 (月)

北海道紙工業材料(株)[札幌市]

道紙工が経営悪化 焦げ付き拡大で不渡り 負債85億円

印刷用紙と印刷機械販売の北海道紙工業材料(本社・札幌)は二日、一回目の不渡りを出し、経営の行き詰まりが表面化した。紙市況の低迷による販売不振や債権の焦げ付きなどが重なったためで、社長は同日、「商法による整理か破産のいずれかの形でけじめをつけたい」と述べ、現在の会社を存続させて行くことが困難な見通しを明らかにした。これまでのところ負債総額は八十五億円程度とされ、取引先への影響が懸念される。

同社は、戦時中の北海道印刷材料統制組合が戦後になって衣替えした北海道印刷工業協同組合の物資部を、道内の印刷会社が出資し合って独立させ、一九四八年に株式会社として設立した。中小の印刷会社や出版会社などに印刷用紙と印刷機械を販売、特に紙販売では道内業界の上位だった。

しかし、昨年あたりから供給過剰による紙市況の低迷で売れ行きが伸び悩み、今年六月決算期の売上高は約七十五億円と前年実績を下回った。その後も減収傾向が続いた上、取引先の都合で売掛金の回収も滞りがちで、焦げ付きも拡大して資金繰りが悪化した。

北海道新聞
1992/11/03
http://www.hokkaido-np.co.jp/

 

北海道紙工業材料が倒産 負債総額100億円 大口の焦げ付き響く

印刷用紙・印刷機械販売の北海道紙工業材料(本社・札幌、資本金七千四百七十万円)は九日、札幌地裁に自己破産を申請、事実上倒産した。負債総額は約百億円。道内関連の倒産では今年、上島建設に次いで二番目の大型倒産となる。

民間信用調査機関の東京商工リサーチ道支社によると、同社は一九四八年に道内の中小印刷業界が共同出資して設立した。今年六月期の売上高は七十五億三千八百万円で、道内業界では三位の企業だった。

販売先は道内千数百社に及ぶが、中小印刷出版業界が多く、これらに対する資金援助が多額に達し、資金繰りを圧迫。不良債権も抱えて苦しい経営状況が続いていた。

さらに、紙市況の低迷で売り上げが伸び悩み、販売先の倒産などから今年に入って売り上げが急減。資金援助していた日刊旭川新聞の廃刊から大口の焦げ付きが発生した。その後、大口仕入れ先に支援要請してきたが不調に終わり、行き詰まった。同支社によると、倒産に関連して九日までに日刊旭川新聞をはじめ旭川、札幌、苫小牧の印刷会社合わせて五社が倒産、さらに経営悪化している企業が数社あり、連鎖倒産は当面十社を超える見込みだ。

北海道新聞
1992/11/10
http://www.hokkaido-np.co.jp/
 

フォト海道(道新写真データベース)
【写真説明】倒産の波紋を広げる北海道紙工業材料本社 掲載 1992/11/10

 

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