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1992年8月 4日 (火)

上島建設(株)[札幌市]

上島建設が倒産 不動産、株式過剰投資で 負債280億円の大型

本道を拠点に事業展開していた建設、不動産業の上島建設(本社・東京、資本金八千万円)は三日までに、二回目の不渡り手形を出し、事実上倒産した。負債総額は、帝国データバンクの発表によると約二百八十億円、東京商工リサーチの発表では約三百五十億円。ノンバンクからの多額の借入金をもとに、不動産、株式への過剰投資を繰り返し、その後の不動産不況で資金繰りに行き詰まった。同社は六月に負債総額約八十億円で倒産した上島リゾート(同・札幌)の関係会社で、上島リゾート倒産後の六月末、本社を札幌から東京へ移転登記していた。

上島建設は本社を東京へ移しているため、民間信用調査機関の道内企業倒産集計には入らないが、負債額の大きさを過去の道内大型倒産と比較すると、戦後歴代第二位の札幌トヨペット(八一年、負債総額約三百二十億円)に匹敵する規模となる。

上島建設は八一年、飲食店経営の「ユー大和」として札幌に設立。八七年に現社名に変更し、土木・建設業へと業態を変え、同時に不動産への売買事業へも進出。札幌、小樽などで不動産の売買に乗り出したほか、株式投資も始めた。

東京商工リサーチ道支社によると、上島建設は九〇年三月期には売上高九億円。当期利益四千万円を上げていたが、その後は不動産市況の悪化や株式の暴落で資金繰りが急速に悪化。九一年三月期には十八億七千万円の売上高があったものの、三十六億円の有価証券売却損が発生し、二十億二千万円の赤字を計上した。ノンバンクに百パーセント依存していた借入金の残高も、同期末には年間売上高の三十倍近い五百四十二億円に達していた。

また、上島建設はこの間、上島リゾートなどとともに二十数社で「ウエシマグループ 」を構成。道内各地にリゾート開発やゴルフ場、外車販売などの事業を持ち込んでいたが、グループ企業の大半は実態を伴わないペーパーカンパニーであり、事業はほとんど実を結ばず、多くは構想倒れに終わっていた。

札幌の上島建設関係者は「会社の事業や経理はすべて社長が把握しているが、社長とは連絡が取れない」と言っている。

北海道新聞
1992/08/04
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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