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1991年2月28日 (木)

(株)ハガックスコーポレーション[札幌市]

本道でスキー製造70年余「ハガ」倒産、負債22億円 輸入品攻勢、暖冬も響く

ハガスキーで知られ、七十余年の伝統を持つ道内スキーメーカーの最大手、ハガックス・コーポレーション(本社・札幌、資本金四千九百八十万円)が二十八日までに札幌地裁に和議を申請、事実上倒産した。負債総額は推定二十二億五千万円。本州の大手スポーツ用品販売店の本道進出に、ゴルフ用品卸など経営多角化で対抗するため、今年一月、長年の社名「ハガスキー」を変更、再出発したばかりだった。

帝国データバンク札幌支店と東京商工リサーチ札幌支店によると、同社は大正六年(一九一七年)後志管内倶知安町でスキー製造を開始。戦後の一時期には米国、スイスなどへもスキーを輸出し、世界的にも高い技術を評価され業績を伸ばした。

しかし、昭和四十年代に入り外国メーカーが日本へ輸出を始めて以来、国内市場で苦戦。その後の円高進行で輸出も不振に陥った。六十年代に入ると、東京の大手スポーツ販売店の進出で取引先の地場販売店が次々と倒産。売掛金の焦げ付きで借金が膨れ上がった。

このため、ここ数年はゴルフ、テニス用品卸を手がけるなど多角化を図り、今年一月には社名から「スキー」を外してイメージアップ、再出発を期した。しかし、今シーズンの暖冬で売り上げが落ち込み、資金繰りに詰まった。平成二年度の売り上げは十六億円(見込み)で、前年より一億五千万円の減。従業員は三十三人。

和議申請代理人によると、昨年二月期決算で、実際にはその一年間に推定五億円の赤字が出ていたのを黒字と記載するなどの「粉飾決算」があった、という。

道内のスキーメーカーは札幌オリンピック(昭和四十七年)の最盛期には三十五社以上あったが、ハガックス同様、外国メーカーや国内大手との競争に破れ、現在は七、八社が残るだけとなった。芳賀社長は「北海道のスキー“ハガ”の名前をなんとか残せるよう手段を尽くしたい」と再建への希望を託している。

北海道新聞
1991/03/01
http://www.hokkaido-np.co.jp/

 

きょう自己破産申請 ハガックス再建を断念

今年二月に和議を申請し、再建の道を探ってきた道内スキーメーカー最大手、「ハガックス・コーポレーション」(本社・札幌、資本金四千九百八十万円)は四日、再建を断念し、五日午前中に札幌地裁に自己破産を申請することを明らかにした。同社は「ハガスキー」で知られる道内スキーメーカーのしにせ。資金借り入れを保証してくれる提携先が見つからず、再建のための資金の手当ができなかった。負債総額は約十五億円の見込み。

同社は一九一七年、後志管内倶知安町で創業。最盛時には年間二十億円近い売り上げがあったが、スキー量販店の進出や輸入スキーのブランド攻勢に敗れて経営が行き詰まり、今年二月二十六日、札幌地裁に和議を申請していた。

再建策として(1)人員削減と在庫整理(2)本社ビル売却弁済や運転資金の借り入れの保証を得られる有力企業との提携―を目指してきたが、人員削減が進んだほかはいずれも難航。このため、自己破産申請を決めた。破産管財人には、札幌の弁護士、伊東孝氏が任命される見込み。

社長は「私の経営の失敗から、多くの方々にご迷惑をかけた。今後は管財人のもとで在庫整理のお手伝いをさせていただく」と話している。

北海道新聞
1991/06/05
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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