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1983年9月30日 (金)

札幌地区骨材共販(協)[札幌市]

札幌骨材共販協組 理事長が手形乱発、倒産 3億円余、自分の会社に

道内大手の砂利採取会社が加盟している札幌地区骨材共販協同組合(札幌市中央区南一西一〇、出資金八千二百万円、二十八社加盟)で、同協組の理事長が独断で三億三千万円にのぼる融通手形を乱発、自分が経営する会社の運転資金に充てていた疑いが強まり、すでに理事会に辞任届を出していることが、明らかになった。同協組理事会は一日までに、この理事長に背任の疑いがあるとして札幌地検に告発状を提出した。同協組はこの手形乱発が原因で先月三十日、事実上倒産に追い込まれた。

背任で告発へ 理事会

融通手形を乱発したとされる理事長は道内最大手の砂利採取会社で八月中旬に倒産した「富士開発興業」(本社・札幌市北区北一二西四、資本金二千万円)の林克紀社長。

告発状や理事会関係者の話しによると、問題の融通手形は計七通で額面合計約三億三千万円。林理事長は同興業が建設不況に伴う需要不振から資金繰りに行き詰まったため、理事会の承認を得ないで今年四月ごろから数ヵ月にわたって勝手に融通手形を振り出し、同興業や関連会社の運転資金に充てていた、とみられる。しかし、こうした資金調達にもかかわらず、同興業は八月十七日、負債総額六十七億円を抱えて事実上倒産した。

同興業が倒産したあと、同協組内部で不正を指摘する声があり、理事会で帳簿類を調べた結果、手形の一部が無断で振り出されている事実がわかった。

林理事長は倒産直後に理事会に辞任届を提出したが、理事会は事実関係の確認や、責任追及のため、保留扱いにしている。告発状の提出を受けた札幌地検は、近く正式受理するかどうか、扱いを決める。

同協組は五十四年に砂利などの共同販売を目的に、林理事長らが中心になって石狩管内当別町や札幌市内の大手砂利採取業者が集まり設立された。最盛期には年商十億円の業績をあげたが、需要の不振と過当競争のため経営が悪化。さらに加盟社の同興業の倒産後、先月三十日、二回目の不渡り手形を出し、事実上倒産した。負債総額は約四億円(帝国データバンク札幌支店調べ)。

林理事長は心臓病の悪化を理由に札幌市内の病院に入院中といい、その後、同協組では連絡がとれていない。同興業関係者は「告発のウワサは以前から聞いているが、骨材協組の運営に携わっているのは社長だけで(背任の事実関係について)詳しいことはわからない」と説明している。

また、同興業が倒産後の八月二一日、同協組の青山茂雄常務理事(五八)が自殺したが理事会内部では、理事長の手形乱発を知り、経理担当者として責任を感じたのではないかとの見方が出ている。

北海道新聞
1983/10/02
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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