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1983年8月

1983年8月31日 (水)

(有)松福堂[長万部町]

過大投資たたり菓子の松福堂も 負債8億、新会社再建へ

【長万部】民間の信用調査機関の東京商工リサーチ函館支店によると、菓子製造販売業の有限会社「松福堂」(本社・渡島管内長万部町、資本金千百万円)は三十一日に二度目の不渡り手形(千万円)を出し事実上倒産した。負債総額は約八億円とみられる。同社と債権者側は八月一日に一度目の不渡り手形が出て以来、対策を検討しているが、九月上旬にも新会社を設立、負債肩代わりなど処理計画を固め、既存設備による操業を再開、再建を図る予定だ。

同社は四十九年に設立、菓子パンやチョコレート製品を生産、地元で販売すると同時に道内の菓子卸業界に販売。五十五年から五十七年にかけ三億円以上をかけ工場新設など設備投資し業務を拡大、正従業員二十一人、パート採用を含めると七十五人を抱え営業、五十七年九月決算で売上高五億三千八百万円余、利益金三百三十八万円余を計上。今年も七月末現在で五億五千万円の売上高を示した。しかし目標の年商八億―九億円に届かず、過大設備投資などから経営が行き詰まった。

北海道新聞
1983/09/01
http://www.hokkaido-np.co.jp/

北洋電機(株)[札幌市]

北洋電機が倒産 負債は15億円

民間信用調査機関の東京商工リサーチ道支社、帝国データバンク札幌支店によると、電気製品・電気材料卸の北洋電機(本社・札幌、資本金三千六百万円)は三十一日、札幌地裁に和議を申請、財産保全命令が出され、事実上倒産した。負債額は十五億四千六百万円の見込み。

同社は昭和三十一年六月の設立。当初から薄利多売の営業方針を貫いて来たが、社屋建設など設備投資の負担から資金繰りが窮迫、さらに五十五年十二月倒産の北斗電気(函館)、五十七年八月倒産の旭栄通商(旭川)に多額の不良債権が発生し、このため拡販に努めたが売上高は五十六年六月期の二十五億六千万円から五十七年六月期二十二億三千六百万円と振るわず、三十一日の支払手形決済にメドが立たなかった。

北海道新聞
1983/09/01
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1983年8月30日 (火)

村上木材工業(株)[下川町]

下川の村上木材が倒産

【下川】民間信用調査機関の帝国データバンク、東京商工リサーチ両旭川支店によると、上川管内下川町一の橋、製材業村上木材工業(資本金四百万円)は三十日、二回目の不渡り手形を出し、事実上倒産した。負債総額は七億円の見込み。

北海道新聞
1983/08/31
http://www.hokkaido-np.co.jp/

道北ビック(株)[遠軽町]

大量在庫抱え道北ビックも

【遠軽】民間信用調査機関の帝国データバンク北見支店によると、網走管内遠軽町豊里二五八ノ八、カー用品販売の道北ビックは三十日、釧路地裁北見支部に和議を申請し、事実上倒産した。負債総額は四億円にのぼる見込み。

同社は五十五年九月、札幌に本社があるカスタムマート(現在のビックカスタム)から遠軽、北見両店の営業権を譲り受けて独立。五十七年三月には北見西店をオープンさせ、年間売上高六億円を計上、管内の最大手となったが、自己資金力に乏しいうえに、大量の在庫を抱え、資金繰りが悪化していた。

北海道新聞
1983/09/01
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1983年8月25日 (木)

(株)岩見建具製作所[札幌市]

破産宣告(昭和58年(フ)第220号)

(株)岩見建具製作所(札幌市中央区南5条東2丁目6番地)は8月25日、札幌地裁から破産宣告を受けた。

破産管財人は高崎良一弁護士(札幌市南区)。

債権届出の期間は昭和58年9月30日まで、第1回の債権者集会・債権調査の期日は昭和58年10月28日午後3時。

1983/09/12
札幌地方裁判所民事第4部

1983年8月22日 (月)

(有)三洋木材[札幌市]

札幌の三洋木材廃業へ

民間の信用調査機関、東京商工リサーチ道支社によると、木材販売の三洋木材(本社・札幌、渡辺亮一社長、資本金一千万円)は二十二日に一回目の不渡りを出したが、業績回復後の見通しが立たず整理廃業することになった。渡辺社長は「二十七日に債権者会議を開いて必要な手続きを取る」としている。負債総額は十二億六千万円。

同社は昭和三十八年に設立。製材、素材、チップなどを手掛け、五十八年三月期の売り上げは十六億一千万円。市況低迷と不良債権の回収難により今年に入って急速に業績が悪化し、今月初めには新冠工場、苫小牧支店の営業を中断していた。

北海道新聞
1983/08/24
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1983年8月17日 (水)

富士開発興業(株)[札幌市]

富士開発興業が倒産 砂利採取の大手 負債総額は67億円

民間の信用調査機関、帝国データバンク札幌支店、信用交換所道支社によると、札幌の砂利採取業、富士開発興業(本社・札幌市北区北一二西四、資本金二千万円)は十七日までに札幌地裁に自己破産を申請、同日夕、同地裁から財産保全命令が出て事実上倒産した。破産管財人には馬見州一弁護士が選任された。負債総額は六十七億五千万円(帝国データバンク札幌支店調べ)にのぼるとみられ、砂利採取関係では道内最大の倒産となった。

同社は昭和三十三年五月に設立。生コン製造用の砂利採取では道央の大手として五十八年三月期には三十二億九千九百万円の年商をあげた。しかし不況に伴う建設工事関係の需要低迷が響き、ダンピングでしのぐなど経営状態は悪化。砂利採石プラントの設備投資が裏目に出たほか、同社長が経営する関連会社(砂利運搬、砕石、生コン、建築用骨材製造など五社一組合)の銀行借入金の金利負担なども経営危機の要因になったとみられる。同社の倒産に伴い、関連会社への連鎖も懸念されており、負債総額はグループ全体で百億円に達する公算も出ている。

北海道新聞
1983/08/18
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1983年8月11日 (木)

(株)丸三佐藤電機興業[札幌市]

破産宣告(昭和58年(フ)第183号)

(株)丸三佐藤電機興業(札幌市白石区北郷4条6丁目259番地の3)は8月11日、札幌地裁から破産宣告を受けた。

破産管財人は太田勝久弁護士(札幌市中央区)。

債権届出の期間は昭和58年9月15日まで、第1回の債権者集会・債権調査の期日は昭和58年10月21日午後1時30分。

1983/08/24
札幌地方裁判所民事第四部

1983年8月10日 (水)

札幌エクスプレス運輸(株)[札幌市]

和議開始(昭和58年(コ)第7号)

札幌エクスプレス運輸(株)(札幌市東区北27条東1丁目1番13号)は8月10日、札幌地裁から和議手続開始決定を受けた。

管財人は中山博之弁護士(札幌市中央区)。

債権届出の期間は昭和58年9月25日まで、債権者集会の期日は昭和58年10月28日午後2時。

1983/08/23
札幌地方裁判所民事第四部

1983年8月 5日 (金)

(株)名寄建商[名寄市]

名寄建商が倒産 負債総額約2億円

【名寄】民間信用調査機関の東京商工リサーチ旭川支店によると、名寄市大橋一八、建材販売業の名寄建商(資本金三百万円)は六日までに二回目の不渡り手形を出し、事実上倒産した。負債総額は約二億円の見込み。

同社は昭和四十七年七月に法人組織として設立、地元の中堅建材業者として業績を伸ばし、五十五年十二月期には三億二千五百万円の売上高を記録した。しかし、五十六年六月に倒産したシオミファニチャー(名寄)に約二千万円の焦げ付きが発生、加えて不良債権を抱え込むなどして資金面で行き詰まった。

北海道新聞
1983/08/07
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1983年8月 4日 (木)

(株)モリカワ[札幌市]

釣具卸のモリカワ(札幌)倒産

民間信用調査機関の東京商工リサーチ道支社によると、釣具卸のモリカワ(本社・札幌市、資本金一千万円)は四日までに札幌地裁に和議開始を申請、事実上倒産した。負債額は約十一億円。

同社は三十九年に設立。釣具一式の卸売りのほかキャンプ用品、ボートなども扱い、五十七年十月期の売り上げは九億六千万円。主取引金融機関によると、冷夏による売り上げ不振と在庫過剰に加え、関連会社の丸越産業(本社・秋田県横手市)への一億円前後にのぼると見られる融資が重荷となり、資金繰りに行き詰まった。

北海道新聞夕刊
1983/08/05
http://www.hokkaido-np.co.jp/

(株)ミツウマ[小樽市|札証 5141]/北海道ミツウマ販売(株)[札幌市]

ゴム靴のミツウマ倒産 関連3社も 負債総額は203億円 輸入物に押される

【小樽】ゴム長靴メーカーでは全国最大手のミツウマ(本社・小樽市奥沢四ノ二六ノ一、資本金三億円、吉村昭広社長)は四日までに札幌地裁小樽支部へ会社更生法の適用を申請、事実上倒産した。同日午前十一時には同支部から財産保全命令が出された。民間の信用調査機関、東京商工リサーチ小樽支店、信用交換所道支社によると、負債総額は八十二億四千七百万円、またミツウマの子会社、北海道ミツウマ販売(本社・札幌市、負債額二十七億円)は、札幌地裁で同十時に会社更生法による財産保全命令を、トリオン(本社・東京、同三十九億円)、ミツウマ販売(同、同五十四億円)は東京地裁で同時刻に自己破産宣告を受け事実上、それぞれ倒産した。関連三社を合わせた負債総額は二百三億円に上る見込みで、本道関連では一昨年十一月の北炭倒産以来の大型倒産となった。

 

「北炭」以来の大型

ミツウマはゴム長靴メーカーのしにせとして海外にも製品を輸出するなどの業績を挙げていた。しかし、ここ数年は、ゴム履物業界の過当競争、原料高や消費不振、暖冬などが響く一方、韓国や中国産の低価格製品が市場参入し、シェア拡大を図れず、営業成績は不振に陥っていた。ミツウマの五十七年十二月期決算で、売上高七十五億四千万円(前期比四・二%減)、経常利益一億二千七百万円の損失(前期二億三千万円損失)、当期利益は七千三百万円の損失(同八千二百万円の損失)を計上。二年連続の赤字決算となっていた。

このため、同社では、採算性の高い婦人用カラーブーツやスポーツシューズの増産に力を注ぐ一方、輸入物に押されている二千円以下の農作業、工業用の作業靴の生産を切り捨てるなど、合理化による体質改善を打ち出していた矢先だった。

こうした中、多角経営を目指すために設立した婦人靴の卸会社、トリオンが五十五年、ブーツの在庫を大量に抱え、ミツウマから六億七千八百万円の資金援助をしたが、この貸付金がこげつき、経営状態が一気に悪化した。今年に入っても売り上げは不振を続け、前年対比では一一%減。一月には子会社の道南漁業資材(本社・函館)を身売りする計画を立てたが不発に終わり、三月には約一億円の支払手形を書き換えるなど資金繰りが一段と苦しくなっていた。

 

連鎖倒産が心配

本道を代表するゴムメーカー、ミツウマ(小樽市奥沢四ノ二六)の事実上倒産が伝えられた四日、本社工場内では従業員の間に動揺が広がり、役員らが事情説明に当たって懸命に「みんなで力を合わせ、これからの展望を開こう」と、説得に当たっていた。同市の経済界を代表する企業のひとつだけに、経済界や行政機関の間にも衝撃が走り、関連倒産を懸念する声が早くも出始めた。

一方、小樽市役所や市内経済界の間にもショックが広がった。細谷同市助役は「社長が若い人に交代し、最近は好調と聞いていたが…。ともかく詳しい情報を」と深刻な表情。ある経済人は「古い企業だけに、市内だけで債権者は大小百社を超えるはずで、ミツウマ専業の取引業者も多く、連鎖倒産が心配だ。大きな社会不安につながらねばいいが…」と顔を曇らせていた。

北海道新聞
1983/08/04
http://www.hokkaido-np.co.jp/
 

フォト海道(道新写真データベース)
【写真説明】倒産したミツウマの本社=小樽 掲載 1983/08/04

 

1983年8月 3日 (水)

(株)おかばやし[旭川市]

贈答品の「おかばやし」が倒産 負債総額2億円

【旭川】帝国データバンク、東京商工リサーチ両旭川支店によると、旭川市六ノ二四、贈答品販売業おかばやし(岡林正勝社長、資本金二千四百万円)は三日までに二回目の不渡り手形を出し、事実上倒産した。負債総額は二億円の見込み。

同社は昭和三十年六月創業、三十九年三月に法人改組、旭川に本店を置くほか、札幌支店を持つなど積極的な経営を展開、五十七年二月期には二億二千四百万円の売り上げを計上、五十八年二月期には二億五千七百万円と順調に業績を伸ばしていた。だが、贈答品販売以外にレストラン、婦人服などの小売店を出すなどの多角経営が裏目に出て、不良債権が発生し、運転資金に行き詰まった。

北海道新聞
1983/08/04
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1983年8月 2日 (火)

カネキ食品(株)[函館市]

カネキ食品(函館)が倒産 水産公社の連鎖第1号

【函館】民間信用調査機関の東京商工リサーチ函館支店によると水産加工の中堅、カネキ食品(本社・函館、資本金一千百万円)は四日までに二度の不渡り事故を起こし、事実上倒産した。七月下旬の函館水産振興公社倒産で多額の債権こげつきが発生して行き詰まったもので、同公社の連鎖倒産第一号。負債額は二億五千万円とみられている。

同社は昭和二十二年創業のイカ珍味加工業者。経営不振のため四十年から道漁連のテコ入れを受けていたが、五十五年に道漁連との取引を中止して原魚供給の主力を同公社に依存してきた。しかし同公社にはその見返りとして手形を融通していたといわれ、融通手形は一億円以上とみられており、同公社倒産で資金繰りが悪化。

社長は五月に珍味加工業者の函館特産食品工業協組理事長に就任したが、七月下旬に病気を理由に辞任している。

北海道新聞
1983/08/05
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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