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1982年1月13日 (水)

(株)田辺本店[網走市]

網走 田辺本店が倒産 建設資材の販売不振 負債額は約36億円

【網走・北見】網走管内の建設資材販売業界で大手の田辺本店(本社・網走市南一西一、資本金五千三百五十万円)が土木、建設関連の不況で業績不振に陥り、十三日夕、釧路地裁網走支部に和議を申請し、事実上倒産した。負債額は約三十五億七千万円で、同管内では戦後二番目の大型倒産。

民間の信用調査機関である東亜興信所の調べによると、同社は年商の六割近くを土木・建築資材、住宅設備、セメントの販売で占めているが、二年前からの建設不況で危機に陥り、年商は五十四年が八十二億円、五十五年が七十六億円、五十六年が六十億円程度とダウンし、大幅な赤字を背負い込んだ。この間、不動産(土地)を売却するなどしたが、長引く不況に追いつかなかった。

負債額は三十五億七千五百十五万円(東亜興信所調べ)に上り、管内では四十五年に倒産したでんぷん製造の上田産業(小清水町)の四十二億円に次いで戦後二番目。

関連会社は石油販売など三社あるが、倒産の心配はなく、連鎖倒産も取引先が大手が多く、地元企業も以前から警戒して取引を行っていなかったため、おそれは少ない、とみられている。また、従業員は十四日から自宅待機となっている。

同社は大正六年(一九一七年)に個人で創業、昭和二十四年に株式会社となり、地元では屈指のしにせ。網走本社のほか、北見、紋別、札幌に支店、営業所がある。

北海道新聞
1982/01/14
http://www.hokkaido-np.co.jp/

 

網走屈指の老舗「田辺本店」偲ぶ会


2015/04/02掲載(網走市/社会・歴史)

元従業員25人 市内で久々の再会

かつて網走では屈指の老舗企業だった田辺本店の元従業員が先日、市内で久々の再会を果たした。本店が幕を下ろしてから初めてのことだった。集まった元従業員は「『田辺本店を偲ぶ会』を正式に立ち上げたい。元従業員だった人は連絡を」と呼びかけている。

思い出話に花 またいつか集合へ連絡を

田辺本店は地酒「君が袖」の醸造をはじめ建設資材や住宅設備などの販売を手がける総合商社だった。資料によると、昭和57年1月、 建設関連の不況で業績不振に陥り倒産した。

創業は大正9年で、昭和24年に株式会社となった。南4条東1にあった社屋、そして地酒 「君が袖」などは多くの市民に親しまれ、倒産した際は「網走管内では戦後2番目の大型倒産」などと報じられた。

元従業員によって企画された「偲ぶ会」。先日、市内の飲食店で開かれ、網走市や北見市に住む25人が参加し、札幌市から足を運んだ元社員もいた。

昭和57年の倒産後、こうした形で一堂に会するのは初めてという。網走市の近代歴史で欠かすことのできない、網走を代表した総合商社・田辺本店の思い出話に花を咲かせたという。市内に住む元従業員は「またいつか『偲ぶ会』を開催したい」と夢を膨らませている。

経済の伝書鳩
2015/04/02
http://denshobato.com/

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