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1981年7月

1981年7月18日 (土)

(株)志田造船所[稚内市]

志田造船所が倒産 負債額は三億三千万円

【旭川】民間の信用調査機関、帝国データバンク旭川支店によると、稚内市開運町、志田造船所(資本金六百万円)は七月十六日と十八日の二回、不渡り手形を出し二十二日に銀行取引停止処分を受け倒産した。負債額は約三億三千万円。

同社は小型木造船の建造・修理で五十四、五年には年商三億四千万円台を上げた稚内の中堅造船業者。しかし昨年十一月に道警が摘発した稚内市上水道建設工事の汚職事件で、当時水道工事会社の社長も兼任していた社長が贈賄容疑で逮捕されたため造船所の信用も落ち資金繰りが苦しくなり、設備資金の重圧や累積赤字が加わって行き詰まった。

北海道新聞
1981/07/28
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1981年7月13日 (月)

相互宅建(株)[札幌市]

相互宅建が倒産 二度目の不渡り手形 負債総額22億円に

民間信用調査機関である東京商工リサーチ北海道支社によると、不動産会社、相互宅建(本社・札幌、資本金五千万円)は十三日、二度目の不渡り手形を出し、事実上倒産した。負債総額は二十二億円とみられる。

同社は四十一年に設立され、最盛期には道内に十カ所の支店を持ち、年商三十億円台を計上していた本道業界の中堅。しかし、土地ブームが去った五十年ごろから不振が目立ち始め、その後、不動産業の子会社五社の管理部門を担うだけとなり、赤字経営が続いていた。

北海道新聞
1981/07/14
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1981年7月 6日 (月)

日欧ハウジング(株)[苫小牧市]

苫小牧 日欧ハウジング倒産 マンション販売不振

【苫小牧】苫小牧市内のマンション建売業者、日欧ハウジング(饗庭直彦社長、資本金一千万円)=同市幸町二ノ五=が六日、二回目の不渡り手形を出して事実上倒産した。実質負債総額は五億三千万円。

民間信用調査機関の帝国データバンク苫小牧支店と東京商工リサーチ苫小牧支店によると、同社は五十年十二月に設立され、これまでに百九十二戸のマンションを建築、販売し、苫小牧のマンション業界ではトップクラスとなった。

しかし昨年十月に完成した第二永福ハイツ二十四戸のうち十九戸が売れ残り、資金繰りが狂って今月三日に二千三百万円、六日に二千万円の手形不渡りを出した。

北海道新聞
1981/07/07
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1981年7月 3日 (金)

野口漁業(株)[小樽市]

野口漁業(小樽)が倒産 日ソ共同事業カニ漁中止で

【小樽】民間信用調査機関の東京商工リサーチ小樽支店によると、小樽市の中堅漁業会社、野口漁業(資本金五十万円)は三日までに二回目の不渡り手形を出し、負債一億九千万円を抱えて事実上倒産した。日ソ漁業共同事業によるオリュートル・ナワリン水域へのカニ漁への出漁が、ソ連側の入漁料値上げで中止され資金繰りに窮したもの。

同小樽支店の調べでは、同社は四十年二月の設立。九六トン型の漁船五隻を持ち、イカ、カニ漁を主に手がけていた。しかし、昨年の水揚げ高は主体のイカ漁の不振により、前年に比べて二千八百万円少ない一億一千四百万円に落ち、燃料高騰が追い打ちをかけた。

こんななかで、大手水産会社との間でチャーター契約していたカニ漁船二隻が出漁不能となったため、その修理費二千万円などの着業経費が大きな負担となり、経営が行き詰まった。日ソ漁業共同事業への出漁断念で倒産に追い込まれたのは珍しいケース(同小樽支店の話)で、二百カイリを生きる漁業会社の多難さを象徴した出来事といえそう。

北海道新聞
1981/07/04
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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