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1981年5月20日 (水)

(株)東洋信販北海道[札幌市]

東洋信販北海道が破産 連鎖第1号 負債、15億円に迫る

親会社の東洋信販(本社・東京、資本金八億一千万円)が今月十一日に会社更生法の適用を申請して事実上倒産した余波を受けて、系列子会社の東洋信販北海道(本社・札幌市中央区南四西六、晴々ビル、資本金七千九百八十万円)は経営が行き詰まり二十日、札幌地裁に自己破産を申請、同地裁は同日破産宣告を行った。負債額は同社の申請によると十五億八千二百万円。同地裁は破産管財人に宮永広弁護士(札幌)を選任、第一回の債権者会議を八月十八日に開くことにした。東洋信販の連鎖倒産第一号。

帝国データバンク札幌支店、東京商工リサーチ道支社によると、東洋信販は道内で五十年から主に医師、歯科医を対象に札幌市郊外の高級分譲地の造成、会員制クラブの建設に着手した。五十三年、その系列子会社として「ルーベデンス札幌」を設立。会員制クラブの営業に当たり、さらに五十四年に東洋信販道支社の業務全般を引き継ぎ、東洋信販北海道に社名変更した。ニセコ、洞爺での高級分譲地「ドクター・ビレッジ」など不動産の販売を中心に、時計・貴金属類の訪問販売、会員制クラブ「ルーベデンス札幌」リゾートホテル「ルーベデンス・ニセコ」(後志管内蘭越町日の出五九〇)などを経営、五十六年五月期の売上高は二十一億円を見込んでいた。

しかし、東洋信販の医者を対象にした商法について四月二日の衆院予算委員会で「開業医による課税逃れを奨励した」としてヤリ玉にあげられ、不動産売買の解約などが相次ぎ、同社は事実上倒産、東洋信販北海道もこのあおりを受けて売り上げは急減、五十六年五月期で見込んでいた売り上げ二十一億円は十七億円程度にとどまった。このため資金繰りが悪化、二十日の手形が落とせず自己破産の最悪の事態となった。

北海道新聞夕刊
1981/05/21
http://www.hokkaido-np.co.jp/
 

フォト海道(道新写真データベース)
東洋信販破産宣告 「ルーベデンス札幌ビル」
【写真説明】ルーベデンス札幌の破産で店じまいに追われる美容室従業員 掲載 1981/05/21

 

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