« 1979年12月 | トップページ | 1980年2月 »

1980年1月

1980年1月31日 (木)

美装ボデー工業(株)[札幌市]

ファミリーレストランの草分け 札幌 美装ボデー経営難

外食産業ブームに乗ってファミリーレストランにまで経営の手を広げた札幌市内の建設資材会社が経営危機に陥り、一月三十一日から営業をストップしている。また、同日、一回目の不渡り手形を出しており、事実上の倒産に追い込まれた。負債額は八億円前後にのぼる見込み。

三十七年に自動車の板金、塗装業として発足した美装ボデー工業(本社・札幌市豊平区美園一ノ二、資本金一千五百万円)で、四十八年から郊外型レストランの「マウンヴィル」(札幌市内に三店)を経営している。

民間信用調査機関をはじめ、関係者によると、同社は、四十七年から建設資材の販売、内外装工事に乗り出し、順調に業績を上げたが、ここ一、二年の間に取引企業の倒産で多額の不良債権を抱えたほか、建築工事の無理な受注がたたり、資金繰りに四苦八苦していた。また、最近では、昨年六月にオープンさせた大型三店目のレストランが不振で、経営難に拍車をかけた。

五十四年三月期決算によると、年間売上高はざっと十二億円。主力の建設資材がこのうち五六%を占め、レストラン部門の売り上げは一七%と少ないが、「マウンヴィル」は、道内の地場ファミリーレストランとしては“草分け”で、レストラン業界からは、競争激化の“戦国時代”の犠牲者、とみる声も上がっている。

北海道新聞
1980/02/01
http://www.hokkaido-np.co.jp/

三好木材工業(株)[標茶町]

湧別森組で、釧路管内初の連鎖倒産

【標茶】帝国興信所釧路支店の調べによると、釧路管内標茶町標茶一七ノ二四、三好木材工業(資本金三百万円、三好英雄社長)は、一月三十一日に二度目の不渡り手形を出し、事実上倒産した。負債総額は約一億四千万円にのぼる見込み。

同社は、昭和二十九年五月に設立。主に一般製材と魚箱仕組み板の製造を行っていたが、四十一年から原木仕入れなどを通じて網走管内湧別町の湧別町森林組合と業務提携していた。しかし、同森林組合が昨年十二月、巨額の欠損金を出して倒産したことから、四千五百万円相当のこげつきが生じ、経営内容が悪化していた。

同森林組合との連鎖倒産は、釧路管内では同社が初めて。

北海道新聞
1980/02/02
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1980年1月28日 (月)

ロイヤルフーズ[旭川市]

飲食店不況の旭川 ロイヤルフーズも倒産

【旭川】帝国興信所旭川支店の調べによると、旭川市の飲食店街“3・6街”に二店のレストランを経営しているロイヤルフーズ(中西昭治社長、資本金二百万円、従業員二十二人)が二十八日までに二度の不渡り手形を出し、事実上倒産した。負債総額は一億二千万円にのぼる見込み。3・6街では昨年末、しにせのスナックバーが一億七千万円の負債を抱えて倒産している。

同支店の調べによると、ロイヤルフーズは五十一年九月、レストラン「ビストロ」を開店、五十三年十月、3・6街の飲食店ビル内に同店を拡充して移転、昨年八月には別のビルに姉妹店「バイキング」をオープンさせたが、収支計画が大きく外れ、赤字経営を続けていた。両店は倒産後も債権者委員会の管理で営業している。

同じ3・6街では昨年末、同市内大型スナックバーの草分けであった「グランドロータリー」の経営が行き詰まり、負債総額一億七千万円の大型倒産となっており、“飲食店不況”の影が濃くなっている。

北海道新聞
1980/01/29
http://www.hokkaido-np.co.jp/

藤田建設(株)[紋別市]

紋別 藤田建設が会社更生法申請

【紋別】帝国興信所北見支店が二十九日明らかにしたところによると、紋別市の土建業、藤田建設(資本金二千万円、従業員二十七人)は二百カイリの影響による受注減や過大設備投資から経営不振に陥り、二十八日、旭川地裁に会社更生法の適用を申請、同日、財産保全命令が出された。負債額は約十億円になる見込み。

同社は住友金属鉱山鴻之舞鉱業所の坑内掘削作業や土建工事に従事していたが、四十八年の同鉱業所閉山により重点を土建業に移す一方、五十二年春には札幌市白石区に二億一千万円をかけてマンションビルを建て、マンション・レストラン経営もするなど、道央圏への積極的な事業拡大を図って来た。しかし、二百カイリの影響による地元の受注減から、大手の下請けなど無理な受注に走り、五十三年には札幌のビル工事で七千万円内外の赤字を出すなどして経営は悪化の一途。この立て直しを図るため札幌・マンションビルの売却交渉を進めたが、不調に終わった。

北海道新聞
1980/01/30
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1980年1月25日 (金)

日北砂利販売(株)[札幌市]

和議開始(昭和54年(コ)第5号)

日北砂利販売(株)(札幌市中央区南1条西12丁目322番地)は1月25日、札幌地裁から和議手続開始決定を受けた。

管財人は諏訪裕滋弁護士(札幌市中央区)。

債権届出の期間は昭和55年3月21日まで、債権者集会の期日は昭和55年4月14日午前10時。

1980/02/05
札幌地方裁判所第四部

1980年1月24日 (木)

知床開発(有)[斜里町]

破産宣告(昭和54年(フ)第1号)

知床開発(有)(斜里郡斜里町文光町11番地)は1月24日、釧路地裁網走支部から破産宣告・破産廃止決定を受けた。

1980/02/01
釧路地方裁判所網走支部

1980年1月18日 (金)

杉中機械(株)[札幌市]

杉中機械 和議申し立て 負債総額は26億円

札幌市内の大手機械器具販売会社「杉中機械」=同市中央区南一東三、資本金六千万円=は、オイルショック後の取引先の倒産などから経営が悪化し十八日、札幌地裁に和議を申し立て事実上倒産、同地裁(村重慶一裁判官)は十九日、これを受けて債権者などによる財産処分を禁止する財産保全命令を出した。負債総額は二十六億円を超え、債権者は三、四百社になるとみられ、連鎖倒産の恐れも出ているという。

和議申し立て書によると、同社は二十八年、家庭用、車両用、木工用などの機械や器具、部品の販売を目的に設立され、函館、旭川に営業所、室蘭、苫小牧に出張所を置いている。道内の業界では大手に数えられているが、オイルショック後の五十一年に取引先が相次いで倒産。同社に三千九百万円、翌五十二年に二千万円にのぼる債権の回収が不能になったり、長期の回収に代わった。

このため、資金不足を招き、営業利益の低下もあって融通手形による資金操作に頼ってきたが、その融通手形先が倒産して資金立て替えが急増。昨年十二月二十日の時点で融通手形の総額は六億六千万円に達した。その後も累積赤字が増え続け、好転の見通しが断たれたため、二十一日が期限の小切手不渡りを出す前に札幌地裁へ和議を申し立て、保全命令が出された。負債総額は二十六億六千万円にのぼっている。

債権者集会は二十四日に予定されており、債権の三割免除などの和議条件について話し合われる。同地裁では二週間以内に整理委員を選任し、整理委員の報告書などに基づき、和議を開始するかどうか決める。

同社の再建に対して大型債権者が協力を表明しており、同社は営業を続けていく方針。杉中社長は「売り上げは伸びているのだが、この業界は粗利益が一三%程度と低く、不良債権をカバーできるだけの利益が出せなかった。早い時点で荒療治してぜひ再建したい」と話している。

昨年の道内の倒産で、負債の最高額は湧別町森林組合の約四十億円。一般企業では寿原産業(小樽)の二十四億円で、杉中機械の負債額はこれを上回った。

北海道新聞
1980/01/20
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1980年1月 7日 (月)

阿部建設(株)[室蘭市]

室蘭・阿部建設が事実上倒産 負債総額約2億円

【室蘭】民間の信用調査機関である東京商工リサーチ室蘭支店が七日明らかにしたところによると、室蘭地方で中堅にランクされる土木建築請負の阿部建設(室蘭市港北町一、阿部万千雄社長、資本金五百万円)はこのほど、二回目の不渡り手形を出し、事実上倒産した。負債総額は二億円前後に上る見通し。

同社は三十一年に設立した阿部組を四十年、株式会社に改組。一時経営不振に陥ったが再建に努め、官公庁工事六五%、民間工事三五%の受注バランスで年商は約二億八千万円(五十四年三月期)に上っていた。

北海道新聞
1980/01/08
http://www.hokkaido-np.co.jp/

« 1979年12月 | トップページ | 1980年2月 »