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1979年3月28日 (水)

大成貴金属(株)[札幌市]

金の取引会社が倒産 投機者押しかける 札幌

地金の取引をしている札幌の貴金属会社が、二度の不渡り手形を出し二十八日までに事実上倒産した。この会社は道内各地に支店を置き、各家庭を回って「金は値上がりするので投資するのに絶好」と持ちかけ、金を買った人には預かり証を発行して現物は手渡していなかった。帝国興信所、東京商工リサーチの調べによると、こうした一般投資家は道内で数百人、被害金額は四億円近くに上るとみられ、予約金を返済してもらえないことを心配した投資家が支店などに詰めかけている。

この会社は札幌市中央区大通西一四、電光ビル内に本社を置く大成貴金属(資本金五百万円)。同社が設立されたのは五十二年四月で函館、釧路、旭川、帯広、苫小牧に支店を開き、この年は約一億三千万円の金の地金を売りさばいた。昨年は折からの金ブームに乗って、客を増やし、ざっと六億円の商いにも達していた。

この金の売買は一キロ単位で行い、客が取引額の二〇%の予約金を預け、半年後に地金を渡すか、相場の変動に応じて現金で決済するやり方。客の大半は地金目当てではなく、投資が主体のため、事実上、金の先物取引と同じ形になっていた。会社は、半年間自由に使える予約金が入ることから、その資金を不動産や郊外レストラン経営に回していたという。

ところが手を出した不動産業が失敗した上、今年に入ってから各支店のセールスが不振に陥り、十日に札幌市内の信金支店で小切手百七万円、約束手形二百万円の不渡りを出し、さらに二十日は同じ支店で小切手、約束手形合わせて二百五十七万円が不渡りとなり、銀行取引停止となり、事実上倒産、同社長は会社に姿をみせなくなった。

北海道新聞
1979/03/28
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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