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1978年4月15日 (土)

小林被服工業(株)[札幌市]

ヴアン関連の小林グループ三社 道内初の連鎖倒産 負債総額は約24億円

さる四月六日、負債総額約五百億円を出して倒産したヴアン・ヂャケット(本社・東京)に関連して道内の大手縫製メーカー、小林被服工業(本社・札幌市中央区北五西十、資本金千三百万円、従業員四十七人)と子会社のサンエー繊維(三笠市清住八〇、同社長、資本金千四百万円、百二十人)旭川小林被服(旭川市豊岡二条三丁目、同社長、資本金三千万円、百三人)の三社がこのほど負債総額合わせて約二十四億円を出し、札幌、旭川両地裁の破産宣告を受けて事実上倒産した。道内の縫製業界でヴアン関連の連鎖倒産は初めて、また負債額の大きさも最大級である。

民間信用調査機関の帝国興信所札幌支店の調べによると、同工業は明治二十三年創立された小林製糸所から昭和十五年分離独立、戦時中は農水産の作業衣を作り、戦後は作業衣を中心に本州方面まで事業を拡大、三十年以降、日本レーヨン、大日紡のビニロン、ナイロンの委託製造を行い、好調時の四十七年ごろにはヤング向けのコートなど幅広く手を広げた。この間、三十九年八月には産炭地域振興で三笠市にサンエー繊維、四十九年十月、旭川市の企業誘致を受けて旭川小林被服の子会社を設立、ピーク時の四十九年五月期には三社の売上高は十六億五千八百万円に達し、四六%の配当を行っている。

しかし、五十年以降も売り上げが伸び悩み、現在、累積欠損は同工業が一億一千万円、サンエー繊維が五千万円、旭川小林被服が四千八百万円出している。直接的な倒産要因となったのは同工業がヴアン・ヂャケットに一億一千万円にのぼる大口債権を持っていたため、この焦げつきから信用不安が生じ、連鎖倒産したもの。負債の内訳は、小林被服が十三億二千万円、旭川小林被服八億七千万円、サンエー繊維が一億八千万円となっている。十五日、同工業、サンエー繊維は札幌地裁、旭川小林被服は旭川地裁からそれぞれ破産宣告を受けた。

北海道新聞夕刊
1978/04/17
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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