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1976年10月31日 (日)

(株)ユー・アンド・アイマツザカ[札幌市]

ユーアンドアイマツザカ 経営行き詰まる 負債73億円?

ユーアンドアイ マツザカ(松坂有祐社長、資本金十五億円、本社・札幌市中央区北二西三)は十月三十、三十一日の二回、合わせて四億五千万円の不渡り手形を出し、事実上、行き詰まった。同社は会社更生法の適用申請など再建策を検討しているが、不動産業が低迷、道内景気も回復のテンポが遅れているなど経営環境は厳しく成り行きが注目される。

同社は不動産の内外緑地(本社・釧路市)の役員をしていた松坂社長が三十五年十二月、札幌に進出、同名の会社で独立。四十七年三月期は年商七十五億七千八百万円に伸びた。また、松坂社長は四十六年の全国長者番付二位にランクされた。

しかし、四十九年末施行の国土利用計画法による不動産取引と価格の規制により、五十年度以降の売り上げは急速に減り、五十一年三月期は年商四十一億四千二百万円、損失五億七千百万円を出した。また、石狩管内石狩町の未造成土地の開発許可も遅れたほか不動産ブームの下火で最近の売上高は激減した。

一方、同社も不動産業のほか文化事業、出版、レジャー、貴金属販売、貿易、信販、ガン保険代理店など多角化を図ったが、ガン保険を除くと収益が乏しく、十月の月間売り上げは経費の五分の一にも満たない一億円前後にダウンした。

金融筋では、負債総額は七十三億四千五百万円にのぼるとみている。また同社によると、預金など差し引くと、正味負債は四十億円から四十五億円にとどまる、としている。

近く更生法申請

 小杉滋ユーアンドアイ マツザカ常務取締役の話 取引先をはじめ世間に多大なご迷惑をかけ誠に申し訳ありません。近日中に会社更生法の適用を申請し、必ず立て直すつもりだが、債権者のご協力を心からお願いしたい。それには全道十支店のうち、不採算支店を整理するなど戦線縮小が必要と考えている。不幸中の幸いながら、当社には相当の資産があるので、これを売却するほか、本業の不動産、建築、出版部門を中心に再建を図ってゆきたい。社長は現在、東京で有力筋と今後の相談をしているが、一時的には債権者にご迷惑をかけても、必ずこの償いはするつもりだ。

北海道新聞夕刊
1976/11/01
http://www.hokkaido-np.co.jp/

 

会社更生法を申請 ユーアンドアイ マツザカ

多額の負債をかかえ、事実上倒産したユーアンドアイ マツザカ(松坂有祐社長、資本金十五億円、本社・東京、札幌)は五日午後、東京地裁に会社更生法の適用を申請した。同時に同社は財産の大半が札幌を中心に所在していることから会社更生法第七条によりこの更生事件を同地裁が職権で札幌地裁に移送するよう、その上申書を提出した。これにより同地裁は同日、札幌地裁に移送を決定した。

申請によると、九月末現在の同社の資産は、負債が名目で約九十億円だが、定期預金などを差し引くと純負債は約七十億円(債権者約六百人)。これに対し土地などの資産は八十五億円余、しかも土地価格は取得額といい、再建は十分可能と訴えている。

北海道新聞
1976/11/06
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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