« (有)しのぶ商事[旭川市] | トップページ | (有)清兼重工業[帯広市] »

1976年10月30日 (土)

拓栄商事(株)[札幌市]

突然倒産を通告 拓栄商事(縫製メーカー)砂川・小樽両工場 社長不明 従業員は大騒ぎ

【小樽、砂川】縫製メーカーの拓栄商事(資本金千二百万円、本社・札幌市中央区北四西四)の砂川・小樽両工場で二日、給料未払いの従業員が血相を変え、労基署に訴えるなど騒ぎがあった。

小樽では約三十人の従業員のうち十人が一日出社したところ、名取定七工場長から「社長が行方不明で会社も倒産した」と通告を受けて驚き、十月二十一日以降の賃金支払いを求めて二日、小樽労基署に訴えて出たという。また、砂川工場でもパートの主婦など七十三人が二十五日支給の十月分給料約三百万円が未払いとなり、二日朝から工場内に約六十人が集まり、佐藤直樹工場長に支払いを要求したが、同工場長は「事情がわからない」と語っている。

砂川工場関係者によると、十月三十日夜から同工場内のミシン約五十台など機械類、製品、原材料は債権者が持ち去り、工場内はからの段ボール、裁断くずがころがっているだけだ、という。従業員四十人は二日、全空知労組(和田徳治委員長)に加入、また、砂川市も事態を重く見て滝川職安と連絡、雇用保険の手続きや再就職のあっせんをすることになった。

しかし、同商事の本社がある札幌市内のビルの一室はドアが閉まったまま。電話にも応答がない。金融筋によると、十月三十日に多額の不渡り手形が出たが、熊沢社長の居所がわからず探しているという。銀行取引は停止されていない。

同社は熊沢社長が四十二年七月に設立、初めはゴム長ぐつの裏布の縫製をしていたが、その後、スポーツウエア、子供服などにも手を広げ、富良野、砂川、夕張、小樽に工場を設置、さらにレコード販売などにも進出した。五十一年三月期は年商七億五千万円、従業員は百四十人。

北海道新聞
1976/11/03
http://www.hokkaido-np.co.jp/

« (有)しのぶ商事[旭川市] | トップページ | (有)清兼重工業[帯広市] »

0010 札幌市中央区」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1345999/37939728

この記事へのトラックバック一覧です: 拓栄商事(株)[札幌市]:

« (有)しのぶ商事[旭川市] | トップページ | (有)清兼重工業[帯広市] »