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1975年9月

1975年9月30日 (火)

(株)広尾プラスチック百富造船[広尾町]

代表者失踪

造船業の広尾プラスチック百富造船(広尾郡広尾町字茂寄11番地)は8月末に代表者は姿をくらました。負債総額は5200万円内外の見込み。

昭和49年10月に内整理、法人で再建していたが設備負担に苦しんでいた。

東京商工リサーチ
1975/11/03
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北海道地建興業(株)[苫小牧市]

二回目の不渡り

建築工事の北海道地建興業(苫小牧市字明野11番地31)は9月30日の不渡りで銀行取引停止処分を受けた。負債総額は2500万円内外の見込み。

資金計画が狂い不渡り事故を生じたが、営業は続行中である。

東京商工リサーチ
1975/11/03
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(株)釧路海産観光センター[釧路市]

融手に失敗、傍系会社で営業続行

海産物土産品販売の釧路海産観光センター(釧路市黒金町14丁目9番地1)は9月25日と30日、不渡りを出し行き詰まりが表面化した。負債総額は4200万円内外とみられる。

仕入れを条件として振出した前渡手形が融手化し、その一部が第三者に流れ代払いに迫られ、決済してきたが支え切れず今次事態となった。

東京商工リサーチ
1975/11/03
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(株)丸政菅原土建[釧路市]

受注急減・当分休業の見込み

土木工事、不動産業の丸政菅原土建(釧路市大楽毛1丁目5番24号)は8月25日と9月30日、不渡りで銀行取引停止処分となった。負債総額は2000万円内外とみられる。

不況下に受注が激減して資金操作に詰まった。所有不動産を処分して即時返済し、営業は当分の間休業となる見込み。

東京商工リサーチ
1975/10/20
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(株)金新[札幌市]

委員を選出して内容調査中

家具、贈答品販売の金新(札幌市東区北20条東1丁目)は9月25日と30日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は9000万円内外の見込み。

焦げ付き債権の発生もあった様子で今次事態となった。委員を選出して内容を精査中である。

東京商工リサーチ
1975/10/20
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アテネ商事(株)[札幌市]

二回目の不渡り

スポーツ用品販売のアテネ商事(札幌市西区手稲東2南1丁目)は7月末と9月末、不渡りを出した。負債総額は2000万円内外とみられる。

資金力が乏しく月賦のため、資金が続かず不渡り発生となった。

東京商工リサーチ
1975/10/13
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下谷内建設興業(株)[札幌市]

受注減じ設備機材に圧される

土木工事の下谷内建設興業(札幌市白石区平和通1丁目北43番地)は9月23日と30日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は1億5000万円内外の見込み。

業量増加に伴い重機設備もかさみ、採算性も薄く資金余裕の乏しいところに、今期は受注が急減したために繰り回しが困難になった。

東京商工リサーチ
1975/10/13
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東海エンジニアリング(株)[札幌市]

経理面ズサン・下請で低収益

配管、設備工事の東海エンジニアリング(札幌市中央区北6条西10丁目)は9月1日と30日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は1億5000万円内外の見込み。

経理面がズサンなうえ背伸び受注で採算性が低く、第1回不渡り発生後関係先と個別に折衝、及ばず9月末の決済もならなかった。

東京商工リサーチ
1975/10/06
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(株)テンソー[札幌市]

資金固定化と受注減で

店舗設計施工のテンソー(札幌市東区北6条東5丁目)は9月25日と30日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は2億3000万円内外の見込み。

景気停滞で受注は急減して資金面が圧迫され、一部取引先に警戒視の傾向も聞かれるに至り遂に行き詰まった。

東京商工リサーチ
1975/10/06
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1975年9月29日 (月)

(有)丸北北海道車体工業[旭川市]

受注不振に乱費かさみ代表失踪

板金、塗装の丸北北海道車体工業(旭川市大町2条5丁目)は9月29日、第1回不渡りと前後して代表者が失踪し破綻が表面化した。負債総額は1500万円内外とみられる。

東京商工リサーチ
1975/10/13
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1975年9月27日 (土)

(株)盛田商店[函館市]

設備増が思惑外れ

珍味製造販売の盛田商店(函館市湯川町1丁目8番18号)は9月20日と27日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は3000万円内外の見込み。

原料イカの高騰や、予期した売り上げを得られず採算効率が悪く、タラ製品の加工設備を増強したが思惑が外れ、一部高利資金の流用で凌いできたが支え切れなかった。

東京商工リサーチ
1975/10/20
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(株)ローヤルアート企画[札幌市]

放漫経営、店舗閉じ整理入り

広告企画のローヤルアート企画(札幌市中央区南9条西4丁目ドミ中島公園)は9月25日と27日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は7000万円内外とみられる。

従業員を大幅に増員して積極的に販売体制を敷いたものの、計画の甘さから売り上げが伴わず、企画も成功せず6月頃には完全に行き詰まっていた。

東京商工リサーチ
1975/10/20
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(株)三輪[札幌市]

二回目の不渡り

家具販売の三輪(札幌市東区北46条東9丁目)は8月16日と9月27日、不渡りを出し破綻が表面化した。

営業形態は札幌協販の継続事業体とみられていた。

東京商工リサーチ
1975/10/13
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(有)四条建設[共和町]

資金固定し不渡り、営業再開

建築工事の四条建設(岩内郡共和町字リヤムナイ20番地)は9月26日と27日、不渡りを出し破綻が表面化した。負債総額は1600万円内外の見込み。

昭和49年に焦げ付き発生、50年8月以降は資材購入資金にも事欠く状態に追い込まれ、更に店舗の新築に資金が固定化し支え切れなかった。

東京商工リサーチ
1975/10/13
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1975年9月26日 (金)

(株)道栄プロジェクト[札幌市]

建売住宅の売れ行き不振

不動産業の道栄プロジェクト(札幌市北区北18条西4丁目21番地)は9月25日と26日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は5000万円内外とみられる。

本年は、テラスハウス22戸を建築したが、この売れ行きが振るわず、しかも資金計画に無理があったため今次事態となった。

東京商工リサーチ
1975/10/13
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1975年9月25日 (木)

大登興業(株)[釧路市]

受注減少・傍系企業に資金固定

土木工事の大登興業(釧路市新栄町15番15号)は9月15日と25日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は7500万円内外とみられる。

工事高は前期に比して減少、更に友業者と共同で着手した石材採取業に資金が固定し、堪えられなかった。

東京商工リサーチ
1975/10/13
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蔦井組建設(株)[岩内町]

大口焦げ付き発生、営業続行見込み

建築工事の蔦井組建設(岩内郡岩内町字相生27番地)は9月20日と25日、不渡りを出し行き詰まりが表面化した。負債総額は7000万円内外とみられる。

昭和45年11月に放漫経営から行き詰まり、関係先の支援で営業続行した。しかし、先に破綻したキャバレーの約束手形を裏書譲渡していたため、この代払いに迫られ行き詰まった。地元債権者の支援で営業続行の様子。

東京商工リサーチ
1975/10/13
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藤山運送(有)[札幌市]

受注半減・新会社で再発足か

運送業の藤山運送(札幌市東区北21条東2丁目)は7月25日に続き9月25日の不渡りで銀行取引停止処分となった。負債総額は3000万円内外とみられる。

昭和45年7月、車輌投資負担で不渡りを出し内整理し立ち直ったかに見られたが、50年3月期は受注が半減、今期も低調なところに大谷地流通センターに土地を購入したことが重なり、現土地建物を売却して切り抜けを図ったが、今次事態となった。営業は続行中で新会社を設立して再発足の予定。

東京商工リサーチ
1975/10/06
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(株)アサヒ店舗設計事務所[札幌市]

焦げ付き累積・債権者会議で結論得ず

店舗設計施工のアサヒ店舗設計事務所(札幌市北区北37条西5丁目)は9月22日と25日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は1億5000万円内外の見込み。

昭和49年2月と12月に焦げ付き発生、恩借などで切り抜けてきたが及ばなかった。

東京商工リサーチ
1975/10/06
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1975年9月23日 (火)

南水産(株)[白老町]

売り上げ低下・設備負担などで

水産物加工の南水産(白老郡白老町字虎杖浜161番地)は9月18日と23日、不渡りを出し銀行取引を解約された。負債総額は9000万円内外とみられる。

売り上げは減少傾向を辿り、低迷気味のところに設備代金の決済期に入り資金ショートした。営業は続けつつ善後策を検討しているが先行きは流動的。

東京商工リサーチ
1975/10/13
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1975年9月22日 (月)

(株)山川組[美瑛町]

工事量に資力伴わず

建築工事の山川組(上川郡美瑛町新町8丁目1番地)は9月22日の不渡りで破綻が表面化、営業は休止している。負債総額は1億円内外の見込み。

事業量の増加に資金が伴わず、第1回の不渡り以後対外信用は低下、融手、高利資金で操作してきたが堪えられなかった。

東京商工リサーチ
1975/10/06
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土井電力設備工事(株)[小樽市]

乱脈経営で在庫品引き揚げられる

電気工事請負の土井電力設備工事(小樽市花園4丁目12番2号)は8月20日と9月22日、不渡りを出し破綻が表面化した。負債総額は1億円内外と見られる。

経営は典型的な放漫ぶりで出血受注もあって採算効率は極めて悪く、経理面はズサン、無計画な資材購入などで銀行筋から敬遠され、市中金融に依存の繰り回しであった。主仕入先から経理の公開を迫られたところ、あまりの乱脈ぶりに在庫品を引き揚げられ行き詰まった。代表者は家族共9月17日夜逃げしている。

東京商工リサーチ
1975/09/29
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1975年9月20日 (土)

(株)サッポロクレジットサービス[札幌市]

二回目の不渡り

家庭用品、雑貨販売のサッポロクレジットサービス(札幌市北区北30条西5丁目)は8月20日と9月20日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。

本年2月に倒産した丸共の再建会社的にみられていた。

東京商工リサーチ
1975/10/13
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1975年9月19日 (金)

旭新建材(株)[旭川市]

後発業者で営業基盤薄弱

建材販売の旭新建材(旭川市4条通23丁目)は8月29日と9月19日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は2000万円内外とみられる。

不況下の新店で営業基盤は薄弱、しかも昭和49年10月、合同建設の倒産で焦げ付き発生、進興借入で切り抜けたが2月に第1回不渡りを出した。以来、信用不安説が高まり仕入先の条件も強化され、ほぼ現金仕入れとなり遂に支え切れなかった。

東京商工リサーチ
1975/09/29
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1975年9月15日 (月)

富士設備(株)[室蘭市]

回収長期化に安易な資金計画

暖房機器設備工事、自動車修理の富士設備(室蘭市中島町1丁目9番19号)は9月15日頃、代表者が家族を伴って失踪し、営業は休止、事実上破綻が表面化した。負債総額は7000万円内外とみられる。

職人の定着率が悪く、自動車修理部門も不振なうえ、全面的に回収は長期化し、安易な資金計画から常に駆け込み決済状態、一部融手、高利の流用もあり、遂に今次事態となった模様。

東京商工リサーチ
1975/09/22
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1975年9月10日 (水)

道央運輸(株)[当麻町]

派手好みで経営は放漫

運送業の道央運輸(上川郡当麻町108番地)は8月31日と9月10日、不渡りを出し破綻が表面化した。負債総額は5700万円内外とみられる。

代表者は派手好みで経理面はズサン、近時の荷不足で6月頃より内情は悪化していた。高利資金の流用などで凌いできたが、荷主筋の支援も打ち切られ行き詰まった。

東京商工リサーチ
1975/10/06
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田村建設観光開発(株)[美瑛町]

宅地分譲を手掛けて失敗

建築工事の田村建設観光開発(上川郡美瑛町北町)は9月10日、第1回不渡り後、資材、機材を引き揚げられ営業はストップしている。負債総額は9000万円内外の見込み。

本年に入り、宅地分譲も手掛けて現商号で法人化したが、分譲宅地の売れ行き不振で資金面が圧迫され、融手、高利資金などで凌いできたが支え切れなかった。

東京商工リサーチ
1975/09/22
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1975年9月 9日 (火)

石塚ボーリング(有)[旭川市]

ダンピング受注で採算割れ

ボーリング工事の石塚ボーリング(旭川市東光7条2丁目)は9月5日と10日、不渡りを出し行き詰まりが表面化した。

最近は、工事量の減少傾向からダンピング受注で採算割れを生じて今次事態となった模様。

東京商工リサーチ
1975/09/15
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(有)山崎電器商会[旭川市]

不良債権かさみ代表者失踪

冷暖房機器販売、施工の山崎電器商会(旭川市東2条2丁目)は9月1日と9日、不渡りを出し代表者は失踪した。負債総額は2000万円内外とみられる。

無理な販売策で取引先には弱小先も多く、昭和49年7月に成亜建設、50年2月に拓進工業に焦げ付きが生じて、一部融手操作で切り抜けてきたが今次事態となった。

東京商工リサーチ
1975/09/15
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1975年9月 8日 (月)

北海フジ電波(株)[札幌市]

親会社(東京)に連鎖、別会社で再建か

アンテナ工事及び販売の北海フジ電波(札幌市中央区北1条東4丁目)は9月6日と8日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。

親会社の東京フジ電装が破綻、当社の手形を相当額流用していたが、連鎖破綻を余儀なくされた。別会社を設立して営業を継承すべく奔走している様子。

東京商工リサーチ
1975/09/29
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道南バス(株)[室蘭市]

道南バスが事実上倒産 会社更生法を申請 負債総額約34億円 放漫経営たたる

【室蘭】昭和四十五年暮れに経営危機が表面化して以来、揺れ続けていた道内二番目のバス会社、道南バス(本社・室蘭、亀田洸吉社長、資本金三億円、従業員約九百三十人)は、十日に期限が迫った手形など約五千万円の支払いの見通しが立たないため、八日、札幌地裁に会社更生法の適用を申請、事実上倒産した。定期路線バス会社の倒産は戦後、道内では初のケースで、国内でもこれまでに高知県交通、岩手県南バス、同・花巻バスの三社しかない。会社側の説明によると、負債総額は三十三億九千六百万円にのぼるが、五年にわたって経営立て直しが叫ばれながら、永年に渡る放漫経営の傷が深かったのと、ローカル赤字線が足かせとなって再建をはばんだものとみられる。いまのところ連鎖倒産などの波紋が広がる心配はない。バスも平常通り運行される見通しである。

平常運行続ける見通し

同社は会社更生法の適用申請と同時に財産保全の処分も申請した。

同社の経営危機は昭和四十五年暮れに、ボーナスの支給ができなくなったことから表面化した。これはバス運行資材をわざわざトンネル会社を通じて仕入れたり、ローカルの不採算路線を安易に引き受けたためとされ、乗務員のワンマン化など合理化の波にも乗り遅れたのが原因である。また再建の望みを託し十億円を投入したレジャー施設、洞爺サマーランドの失敗が危機に拍車をかけ、最近は燃料代にもこと欠く状態だった。

この間、室蘭市は市議会や労働団体、婦人団体などからなる同市バス連絡協議会を通じて、再建へのテコ入れを図ろうとしたが、十一億円強の累積赤字を抱える同社バスに、ついに手を出すことができなかった。

特に今年八月に、夏のボーナスが予定日に支給されなかったことから、同社労組の亀田社長に対する不信が爆発、同月分の給料支払い不能を機に、唯一の現金収入である売上金の大半を、労組側に差し押えられる事態となってついに会社更生法の適用申請に追い込まれた。

同地裁は一両日中に財産保全処分について判断し、必要ならば調査委員会を設けて申請の内容を調査、再建の見通しがあるとして会社更生法の適用開始が決定されれば、管財人を選任して、更生計画を作成、更生が開始される。同社の資産内容などからして、会社更生法が適用決定されるのはまず間違いないが、管財人の選任や不採算路線の取り扱いが難しく、更生計画に対する組合員の反発も予想されるため、更生開始までは一カ月以上かかる見込み。

この間のバス運行については、労組側が協力を表明、燃料供給を一手に引き受けている室蘭石油株式会社(吉田勝社長)が一応、現金買いを要請しているものの、「あくまでも要望で、市民感情を考えればバスを止めることはできない。企業としてできるぎりぎりまで協力する」(吉田社長)との方針を打ち出し、室蘭市も「住民の足を確保するため最大の努力をする」としていることから、平常ダイヤの運行が続行される見通しとなっている。

北海道新聞
1975/09/09
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1975年9月 5日 (金)

阿久津車輛(有)[登別市]

広島組の焦げ付きが直接原因

重機販売、修理、運搬の阿久津車輛(登別市登別東町6番地1)は9月1日と5日、不渡りを出して行き詰まりが表面化した。負債総額は1億円内外の見込み。

元来、自己資本過少で他人資本への依存度が高いところに小口の不良債権発生も後を絶たず、放漫ぶりも見られ、代表者は本年4月の市議選に出馬、当選したものの散財があった様子。その中、7月25日の広島組の倒産の焦げ付き発生が決定打となり今次事態となった。

東京商工リサーチ
1975/09/15
http://www.tsr-net.co.jp/

永和産業(株)[札幌市]

多額の不渡りを出し銀行取引停止

砂利採取、砕石製造販売の永和産業(札幌市中央区北3条東2丁目2番地7)は6月30日と9月5日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。

定款に砂利、砕石事業、建設業、建設資材販売を謳っているが、目的事業は一切行われていない。詳細は不明だが多額の支払手形を振出して不渡りを出した。

東京商工リサーチ
1975/09/15
http://www.tsr-net.co.jp/

松川木材(株)[門別町]

松川木材(門別町)が事実上の倒産 室蘭・遠藤木材の連鎖

【門別】日高管内門別町緑町二二、松川木材株式会社(資本金五百万円、斎藤敏紀社長)は五日、二回目の不渡り手形(額面千五百万円)を出したことで、事実上倒産した。同社は、先に倒産した室蘭市、遠藤木材株式会社の系列会社で、負債総額は約八千万円、従業員二十二人。

北海道新聞
1975/09/06
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1975年9月 4日 (木)

丸川興業(株)[苫小牧市]

五十嵐工務店の焦げ付きが尾を引く

土木工事の丸川興業(苫小牧市元中野町4丁目13番2号)は7月28日と9月4日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は2000万円内外とみられる。

資金力が乏しく、本年4月に倒産した五十嵐工務店に融手を含めて焦げ付き内政は逼迫、8月に入り関連倒産防止資金の導入をみたものの追いつかなかった。

東京商工リサーチ
1975/09/15
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(有)田辺建設[苫小牧市]

受注減少で資金ショート

土木、建築工事の田辺建設(苫小牧市住吉町2丁目10番1号)は5月20日と9月4日の不渡りで銀行取引停止処分となった。負債総額は2000万円内外とみられる。

本年度は受注が急減して資金面を圧迫、5月の第1回不渡り発生後、なんとか凌いできたが遂に及ばなかった。

東京商工リサーチ
1975/09/15
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1975年9月 2日 (火)

(社)社会福祉事業援護協会[札幌市]

名ばかり「社会福祉事業援護協」負債で倒産寸前 道議会で明るみに

道知事認可で、現職、元道議らも理事として名前を連ねている、社会福祉事業の社団法人が事業らしい事業もほとんどせず、幹部の会議さえ開かないまま、オープン後約半年で多額の赤字を出し、”倒産”寸前に追い込まれていることが十六日の道議会で明るみに出された。道側もこの事実を認め、負債返済を指導する一方、認可取り消しを示唆したが、今後この社団法人の社会責任の際の審査の甘さが問題になりそう。

この社団法人は、社会福祉事業援護協会=秡川俊一理事長札幌市北区北六西六、粟井ビル=。

昨年九月二十七日、道知事の認可を受け「社会福祉事業の育成助成」のため(1)社会福祉事業に対する相談事業(2)民間の社会福祉事業の総合企画(3)社会福祉事業への協力事業―などを業務としてオープンした。

予算特別委員会で浅野俊一委員(札幌市白石区・公明党)、本間喜代人委員(小樽市・共産党)が次々と「運営、経理すべて乱脈。多額の赤字を出しており、これには意図的なものさえ感ずる」と追及、中川利若道民生部長も事実を認めた。

中川部長によると、協会は秡川理事長と現職道議四人、元道議一人を含む九人の理事、ほかに監事二人で構成しているが、設立の時さえ出席者が少なかったのか、理事会は開かれず、役員会と名称を変えた”会議”が開かれただけ。以後理事会は一度も開かれていない。また、事業も全く行われないまま半年が経過、そのうちなぜか赤字がかさみ、五月十三日、札幌市民会館で行ったチャリティーショーで赤字を出し、現在、旅館、航空会社などへの未払い金が約一千万円あるほか、手形の未決済もかなりあるという。

道としては最近になってこの事案を知り、六月末特別監査をしたが、書類が不備だったり、手形が特定個人名で振り出されたり、運営、経理ともかなり乱れており、いまも同協会関係者から聞き取り調査を続けている。なぜ多額の赤字が出たのかについては、なお日数がかかるといっている。

こうした乱脈ぶりについて、両委員は「道議などが役員に名を連ねているため、道の認可審査が甘かったのではないか」と更に追及したが、中川部長は「審査は適切だった。また、きちんとした運営のため、役員メンバーについても検討した」と苦しい答弁。また、同協会の今後については「未払金を支払わせた上、認可取り消しを考えたい」と答えたが、オープンの際の審査を含め、わずか半年で閉鎖では、道の行政責任が問題となりそう。

北海道新聞夕刊
1975/07/16
http://www.hokkaido-np.co.jp/

 

乱脈運営の福祉援護協会 設立許可取り消し 再建メドなく、道が方針

ほとんど事業らしい事業をしないまま設立してわずか一年足らずで多額の負債を抱え込み、乱脈な運営が問題となっていた社団法人、社会福祉事業援護協会=秡川俊一理事長、札幌市白石区栄通一八=について、道は「再建の見込みが立たない」として設立許可を取り消す方針を決め、二日開かれる道議会厚生委員会に報告する。道が設立を認めた公益法人の”許可”を取り消すのは極めて異例のことである。

同協会は昨年九月二十七日、道知事の認可を受け「社会福祉事業の育成助成」のため(1)社会福祉事業に対する相談事業(2)民間の社会福祉事業の総合企画(3)社会福祉事業への協力事業―などを業務として設立された。当初、現職道議四人を含む九人の理事、二人の監事で発足した同協会は、その後、設立目的にかなった事業らしい事業をほとんど行わないうちに負債だけが雪だるま式にふくれ上がり、七月十六日の道議会予算特別委員会で公明、共産両党委員から”乱脈運営”を追及され明るみに出た。

肝心の債務についても六月末の道の聞き取り調査では九百三十八万四千百三十二円。これが七月二十五日の債権者会議では五千九百五十万七千円にふくれ上がり、また道が同協会に八月一日の期限付きで求めた回答では九千八百五十五万五千円と報告してくるなど、運営はずさんそのもの。債権者数、債務額を明確にし、再建計画を立てるよう―という道の指示に対しても、約束期限の八月二十九日、同協会から「許可取り消しをしないでほしい。債務は新規事業を行って返済する」という回答があっただけで、実現性のある再建計画は示せなかった。

このため、道は(1)法人の適格要件である会員が存在しない(2)目的の公益事業が行われておらず、今後も行う見込みがない(3)これ以上存続させておくとさらに善意の債権者が増えるおそれがある―などから許可取り消しの方針を決めたもので、二日の道議会厚生委員会に報告したうえ正式に決定する。

許可取り消しと同時に同郷会は清算団体となり監督権は裁判所に移されるが、今後の動きによっては刑事事件に発展することも予想される。

北海道新聞
1975/09/02
http://www.hokkaido-np.co.jp/

(株)サッポロ共販[札幌市]

旧債抱え対外信用薄弱

クリーニング機械販売のサッポロ共販(札幌市中央区北2条東2丁目武内ビル2階)は9月1日と2日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は3500万円内外とみられる。

昭和49年9月に倒産した日新機工の第二会社として、旧債に当社の手形を差し入れて仕入先をつなぎ、旧来の営業基盤を頼りに再建に努めてきたが、対外信用も薄く再度破綻に追い込まれた。

東京商工リサーチ
1975/09/22
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大和建設工業(株)[旭川市]

受注急減・赤字累積

土木工事の大和建設工業(旭川市旭町1条5丁目)は8月30日と9月2日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は1億8000万円内外とみられる。

オイルショック以後は赤字傾向となり、更に本年に入り受注は急減、8月20日に主債権者に債務の棚上げを要請したが不調に終わり行き詰まった。

東京商工リサーチ
1975/09/08
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(株)渡辺建設[小樽市]

小樽市と癒着問題で営業休止状態

土木、建築工事の渡辺建設(小樽市色内1丁目5番13号中畑ビル内)は3月末と9月2日の不渡りで銀行取引停止処分となった。負債総額は2000万円内外とみられる。

4月の地方選挙で受注が遅延しているところに、塩谷地区の公住建設用地に絡み、市議会が「市と業者の癒着問題」として取り上げられ、マスコミにも大きく騒がれて問題化したことから当社の営業もストップ状態となり、融手などで凌いできたものの堪えられなかった。

東京商工リサーチ
1975/09/08
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遠藤木材(株)[室蘭市]

室蘭 遠藤木材が倒産 取引先の連鎖 負債総額約20億円

【室蘭】木材会社では道内でもトップ級の遠藤木材株式会社(本社・室蘭、資本金三千万円、遠藤栄一社長)が、取引先の大阪の商社の倒産の余波で、売上金八千万円が回収不能となって資金繰りがつかなくなる一方、一日から二日にかけて不渡り手形を出し二日午前金融機関から事実上取引停止を受け、倒産した。これに伴い遠藤グループの二社も倒産に追い込まれたが、三社の負債総額は十七億六千万円にものぼり、室蘭では初めての規模の大型倒産となった。

倒産の直接の原因となったのは取引先の協栄木材(本社・大阪)が経営不振で倒産、このため遠藤木材の同社に対する売上金約八千万円が回収不能となったため。これに伴い同グループの遠藤住宅(資本金八百万円)、遠藤採石(同五百万円)がいずれも倒産に追い込まれ、負債総額は合わせて十七億六千万円にのぼった。このほか関連三社が事実上倒産に追い込まれており、六社の負債総額は二十億円を超える。

遠藤木材は、大正十四年に創業した道内でも有数の大手企業で年間売上金は十二億円、同住宅は四十年の発足で売上金は三億円、同採石は四十七年に設立され約四億円を売り上げている。

遠藤グループは、室蘭でも中堅企業として経営も比較的順調だったが、最近の不況で売り上げが伸びず、しかも資金繰りがつかなくなっているところに、協栄木材の倒産の打撃をまともに受けたもの。

同社の倒産によって室蘭市内の関連三社のほか、取引先の道内約二十社の木材会社が影響を受けるが、回収不能となる金は小口で分散しているため、連鎖倒産の恐れはないものと同社関係者は見ている。しかし、室蘭で初めての大型倒産に、市、商工会議所関係者は大きなショックを受けており今後の成り行きを見守っている。

なお、民間信用調査機関の帝国興信所札幌支店の調べによると、今年に入り道内の負債十億円以上の倒産(内整理を含む)企業は次の4件。

▽一月 大山産業(札幌=不動産)負債十七億円 東都商事(釧路=同)同十六億円 セントラル観光(旭川=ホテル)同十二億円
▽五月 三省運輸(札幌=運輸)同十一億二千万円

遠藤栄一同社社長の話

 二日午前、金融機関から事実上の取引停止の通知を受けた。関係者に迷惑をかけて申し訳ない。三日からでも木材、採石、住宅の各社ごとに説明会を開き、このあと債権者会議を開いて再建策を協議する。別会社というか第二会社を発足させることを一応考えており、現在建設中の個人住宅六軒などは責任をもって建てる。中小企業融資制度はあるが、実際には担保が無ければ借りることが出来ず制度はあっても、われわれ中小企業者には絵にかいたモチでしかない。

北海道新聞夕刊
1975/09/02
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フォト海道(道新写真データベース)
【写真説明】倒産した遠藤木材株式会社 掲載 1975/09/02

 

1975年9月 1日 (月)

柏木建設(有)[室蘭市]

内紛で分裂・重機類引き揚げられる

土木工事、重機賃貸の柏木建設(室蘭市柏木町417番地)は7月31日と9月1日、不渡り発生で銀行取引停止処分となった。負債総額は3200万円内外とみられる。

経営の放漫から内部の意見が衝突、決裂し、1月末に1回目の不渡りを出していた。以後どうにかつないできたが続かなかった。現在、既に重機類は引き揚げられているが、今後については流動的。

東京商工リサーチ
1975/09/15
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