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1975年8月

1975年8月31日 (日)

(株)金剛[苫小牧市]

無計画な設備増で仕入れ先引き揚げ

建設用重機賃貸の金剛(苫小牧市船見町1丁目1番2号)は、重機類を引き揚げられ、事実上休業状態である。負債総額は3億5000万円内外とみられる。

経営は放漫で無謀な設備投資を続け、本年7月も100トンクレーン車を導入したがこれに見合うほどの受注はなく、重機ディーラーも8月末に引き揚げ、休業の止むなきに至った。介在する高利資金、融手も相当額に上る模様。

東京商工リサーチ
1975/09/08
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1975年8月30日 (土)

(株)早武[札幌市]

受注急減、営業は続行

測量工事の早武(札幌市白石区中央2条3丁目)は7月31日と8月30日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は1500万円内外とみられる。

工事は漸減、そのため越冬資金に窮し、保証協会付の借入などで切り抜けてきたが、本年度は更に工事が減少し窮地に陥った。

東京商工リサーチ
1975/09/15
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1975年8月29日 (金)

(有)田川商店[北見市]

無謀な業拡で資金ショート

劇場、料飲店経営の田川商店(北見市北5条東4丁目11番地)は、代表者は家族を伴って8月29日失踪、9月1日に第1回目不渡りを出した。負債総額は1億8000万円内外とみられる。

劇場みゆき座、スカイラウンジみゆき、クラブ銀の目を持ち、実態は三者一体で経営していたが、銀の目の移転や自宅新築、更に本年3月に苫小牧市にクラブみゆきを開設して投資が続き、これらの決済に追われて今次事態となった。

東京商工リサーチ
1975/09/08
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1975年8月27日 (水)

(株)三葉商会[釧路市]

既往の事業失敗が響く

金融業の三葉商会(釧路市黒金町14丁目9番地)は、8月27日の不渡りで銀行取引停止処分となり、行き詰まりが表面化した。負債総額は3000万円内外とみられる。

昭和46年頃、別会社で冷凍機の販売計画を立案、その準備に相応額の投資をしたが開業を見ぬまま挫折した。その後本業も焦げ付きが多発して内情が苦しくなり、遂に支え切れなかった。

東京商工リサーチ
1975/09/22
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1975年8月25日 (月)

(有)太栄産業[旭川市]

債権者委員会で善後策検討

家具製作の太栄産業(旭川市永山町2丁目)は8月20日に第1回不渡り発生。25日に第1回債権者委員会を開催した。負債総額は1億600万円内外とみられる。

元来資金力の乏しいところに、高級品の生産がダウンしたため採算性が低下、資金操作に追われて一部高利資金を流用して凌いできたが堪えられなかった。現時点では再建はかなり困難の模様。

東京商工リサーチ
1975/09/01
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1975年8月23日 (土)

(有)新和木工[東神楽町]

期日ジャンプも追いつかず

合板加工の新和木工(上川郡東神楽町13号)は3月20日と8月23日の不渡りで銀行取引停止処分となった。負債総額は3000万円内外とみられる。

工場新築、住宅新築と設備投資が続き資金操作多忙なところに、クレームが多く採算割れで、第1回不渡り後、手形ジャンプで営業を続行してきたが、受注の減少傾向もあって遂に行き詰まった。

東京商工リサーチ
1975/09/01
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1975年8月20日 (水)

(株)北川呉服店[深川市]

借財重ね代表者蒸発

呉服小売の北川呉服店(深川市4条7番9号)は8月15日、第1回不渡り後代表者夫妻は失踪、20日の不渡りで銀行取引停止処分となった。負債総額は1億3000万円内外とみられる。

大型店舗の進出で妙味が薄かったところ、札幌市内に設立した関係会社が資金面を圧迫していた。資金不足をダンピングや支払手形乱発と深みに入り遂に堪えられなかった。

東京商工リサーチ
1975/09/08
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丸与原建工業(株)[札幌市]

旧債を抱え経営も放漫

土木工事の丸与原建工業(札幌市北区北24条西16丁目)は8月14日と20日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は5000万円内外とみられる。

個人経営時代の債務を継承しており、更に経理面のズサンも加わって今次事態となった。

東京商工リサーチ
1975/09/08
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1975年8月18日 (月)

(有)本家茶屋[小樽市]

計画変更で予想外に出費

旅館業の本家茶屋(小樽市天神2丁目20番16号)は8月16日と18日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は1億円内外と見られる。

昭和48年6月頃オープン予定でモーテル建築に着手したが、付近住民の猛反対に遭い、結局予定を大幅に変更したため当初予算が超過、更にオープン期日も遅れ、設備資金の借入金返済も思うにまかせず今次事態となった。関係者と再建意向で折衝中。

東京商工リサーチ
1975/08/25
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東洋観光開発(株)[旭川市]

東洋観光開発に破産宣告

札幌地裁(稲垣喬裁判官)は十八日午前、不動産企業の東洋観光開発株式会社(上野金太郎社長、本社・旭川市五ノ一二)に対し、破産宣告を行った。

同社は、経営資金ひっ迫から昨年十一月三十日、同十二月一日の二回にわたって不渡り手形を出し、事実上倒産したため再建計画を検討していた。しかし、大口債権者の一人、私立札幌第一病院理事長の清水正吾氏から訴えを受けた札幌地裁の調べでは、同社の経理内容が二億円を下らない債務超過となるため会社の「再建は困難」として破産の宣告をしたもの。

同時に同地裁は破産管財人に江本秀春弁護士(札幌市)を選び、九月三十日に第一回債権者集会を開く。

同社の負債総額は約二十四億円に達するといわれるが、関連会社の倒産もあり、戦後の倒産としては“ベスト・テン”に入る大型なものとなった。

【注】東洋観光開発は、四十四年四月に旭王林材(上野金太郎社長、本社・旭川市)の不動産部門会社として設立された。資本金は四千万円で、代表取締役は上野旭王林材社長が兼ねている。地元旭川では一時土地売買をしていたが、ほとんど札幌市中心に営業をしており、札幌市中央区南八西四に札幌オリエンタルホテルを別会社で経営するほか、同市西区琴似二十四軒、カルチェ・ド札幌など分譲マンション二軒、飲食店一軒を経営している。しかし、カルチェ・ド札幌の工事代金の一部未回収、さらに四十八年から後志管内ニセコ町に分譲別荘ホテル、オリエンタル・コンドテルを建設中だったが、資材費高騰などで資金繰りが悪化、四十九年十一月と十二月に不渡り手形を出し倒産した。債権者のほとんどが札幌で、旭王林材も関連倒産している。

北海道新聞夕刊
1975/08/18
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1975年8月15日 (金)

北畠工業(有)[札幌市]

赤字累積、代表者失踪

土木、管工事の北畠工業(札幌市東区北28条東8丁目404番地)は、8月中旬代表者が所在を絶ち、整理入り必至の模様。負債総額は8500万円内外とみられる。

経営は放漫に流れ、下請工事で採算性は低く、特に地方工事では出血も多く赤字が累積して資金面を圧迫していた。

東京商工リサーチ
1975/09/08
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1975年8月11日 (月)

枝幸工業(株)[札幌市]

原料蟹の不漁で予定生産に達せず

飼肥料製造の枝幸工業(札幌市東区北8条東19丁目5番地)は5月15日と8月11日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。

原料のズワイガニが不漁で予定生産量に達せず、更にまだ販売経路の不確立などもあって、設備投資の決済に追われて行き詰まった。営業を続行しつつ関係先と折衝している様子。

東京商工リサーチ
1975/09/01
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1975年8月 9日 (土)

(株)吉原商会[札幌市]

前代表の傍系企業に支払手形流用

石油製品販売の吉原商会(札幌市西区八軒1条東1丁目474番地)は6月30日と8月9日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。

代表者が今年1月に行き詰まった運送業者を引き受けたが、問題は極めて複雑で、その処理に当社の支払手形を利用したことから今次事態となった。別会社を設立して営業を続行している。

東京商工リサーチ
1975/08/25
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1975年8月 5日 (火)

(株)徳宝堂[苫小牧市]

大黒産業に連鎖

貴金属・時計小売の徳宝堂(苫小牧市表町18番地)は7月31日と8月5日、不渡りを出し銀行取引停止処分を受け、店舗は閉鎖している。負債総額は1億円内外と見られる。

店舗への資金固定などで繰り回しが多忙なところ、現代表者の主業の大黒産業が行き詰まったことから連鎖破綻した。

東京商工リサーチ
1975/09/01
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(株)北央建設[函館市]

見込み工事のキャンセルで資金ショート

建築工事の北央建設(函館市富岡町31番地17)は8月4日と5日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は2500万円内外とみられる。

旧債を抱えて資金操作は多忙に推移していたところに、本年に入ってアパート受注を見込み、資材を準備していたものの、発注先とトラブルが発生してキャンセルされたため資金ショートした。

東京商工リサーチ
1975/08/25
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バンドウ産業(株)[札幌市]

受注減少し不渡り・営業続行

土木工事のバンドウ産業(札幌市北区新琴似1条5丁目50番地)は6月30日と8月5日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は2000万円内外とみられる。

本年に入って市況低迷から受注面が低下、回収のズレなどが重なって資金操作に詰まった。現在、営業を続けつつ関係先と折衝中。

東京商工リサーチ
1975/08/18
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1975年8月 4日 (月)

大黒産業(株)[苫小牧市]

焦げ付き累積・営業続行か

鉄骨組立、機械据付工事の大黒産業(苫小牧市元町2丁目4番3号)は7月30日と8月4日の不渡りで銀行取引停止処分となった。負債総額は5000万円内外の見込み。

先に倒産した五十嵐工務店山崎工業(苫小牧)、山田建設工業(岩見沢)などに焦げ付き債権が発生したため支え切れなかった。営業は続行される模様。

東京商工リサーチ
1975/08/11
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1975年8月 2日 (土)

(有)三和木工製作所[遠軽町]

売れ行き不振、在庫負担で資金ショート

家具小売の三和木工製作所(紋別郡遠軽町岩見通南3丁目2番地)は8月2日の不渡りで銀行取引停止処分となり、縮小して営業を続けている。負債総額は2200万円内外とみられる。

昭和48年に確たる資金裏付けもないまま宅地を購入するなどで資金面は圧迫され、対外信用も薄れていたが、売れ行きは減る一方で在庫が負担となって行き詰まった。更に業面を縮小してえいぎょうは続けているが好転の見通しは暗い。

東京商工リサーチ
1975/09/08
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神辻水産(株)[小樽市]

二回目の不渡り

底曳漁業の神辻水産(小樽市高島3丁目126番地)は6月30日と8月2日、不渡りを出し銀行取引停止処分となった。負債総額は1億5000万円と推定される。

江差港を根拠地として操業していたが、200カイリ問題と後継者のないことから、持船を売却して自主廃業を意図していたが、それが進まぬまま今次事態となった。

東京商工リサーチ
1975/08/11
http://www.tsr-net.co.jp/

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