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1974年5月

1974年5月31日 (金)

八州産業[釧路市]

八州産業が内整理 負債総額、四億円残す

【釧路】帝国興信所釧路支店が一日明らかにしたところによると釧路市城山二、八州産業(資本金一千万円)が五月末、五千万円の不渡りを出し、負債総額約四億三千万円を残して内整理に入った。

八州産業は重機を使った土木工事業で、道東ではトップクラス。有限会社だったが、四十五年二月、地元の三和重機、秋田重機、増岡重機の三社を吸収統合して株式会社となった。発足当初は釧路近郊一円でゴルフ場、土地、道路造成など各種土木工事を請け負い急成長、二、三年前から冬場の重機の遊休対策として関西、東京方面へ進出し、最近では本州方面の仕事が中心となっていた。

同支店や取引金融機関の釧路商工信用組合の話では、大阪で手掛けていたゴルフ場の造成で採算割れし、また数十台ある重機の月賦支払いが重なり、加えて公共および民間の土木事業の発注が総需要抑制で例年より遅れているのが資金繰りを苦しくしたらしい。

北海道新聞
1974/06/02
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1974年5月29日 (水)

(有)大沢組[帯広市]

大沢組(帯広)も連鎖倒産 尾上組の下請け

【帯広】東京商工リサーチ帯広支店が二十九日明らかにしたところによると、二十七日に倒産した尾上組(本社・帯広)の融手グループ、左官工事業、有限会社大沢組(本社・帯広、資本金百二十万円)は、二十九日、道相銀帯広支店と拓銀帯広支店で二回目の不渡り手形(計二百五十万円)を出し、銀行取引を停止され、内整理に入った。負債総額は一億六千七百万円に上るとみられる。

同社は、昭和十九年の創立で、年間工事完工高は一億二千万円前後。今年道内最大規模で倒産した荒井貞七商店(本社・帯広)の関連企業で倒産した尾上組の下請け業者として数年前から取引が増大していた。

北海道新聞夕刊
1974/05/29
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1974年5月27日 (月)

(株)尾上組[帯広市]

尾上組が事実上倒産 帯広・荒井商店の連鎖 不渡り二回目出す

【帯広】二十日に今年、道内最大の負債で倒産した荒井貞七商店(本社・帯広、資本金千三百万円)の融手グループとして動向が注目されていた総合建設業、尾上組(本社・帯広、資本金一千万円)が二十七日、帯広信金本店で二回目の不渡り手形(額面二百万円)を出し、銀行取引を停止された。金融筋では、負債総額は七億円に上り、事実上の倒産とみている。

帝国興信所帯広支店の調べでは、同社は四十六年末に一度、経営不振に陥ったが、ビル、住宅設備の工事部門に進出した荒井商店のテコ入れで持ち直し、四十八年十月期決算(年一回)では、工事完工高七億七千五百万円を計上していた。

だが、昨年来のビル、住宅工事の減少から業績は振るわず、今年に入ってからの受注は一件もなかった。このため荒井商店と多額の融通手形を書き合ったり、高利の融資を受けてしのいできたが、後押しの荒井商店が倒産した二十日に帯広信金で百二十万円の不渡りを出したのに続いて二十七日、二回目の不渡りを出した。金融筋では工事受注の見積りの甘さや、融手乱発など放漫経営が経営行き詰まりの原因とみている。

同社は、近く債権者を集めて、これまでの経過や資金状況などを説明するが、債権者は地元を中心に下請業者、資材納入先などを含めて数十社に上るとみられ、連鎖倒産の心配が出ている。

北海道新聞夕刊
1974/05/27
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1974年5月25日 (土)

(株)三和組[札幌市]

三和組(札幌)も倒産 荒井商店の連鎖広まる

帯広市の荒井貞七商店の連鎖倒産が同市内で発生したのに続いて、二十七日、同じ融手グループの一つである札幌市の建築工事会社の行き詰まりが表面化した。

三和組(本社・札幌、資本金一千万円)で、帝国興信所札幌支店の調べによると四月二十五日に第一回、五月二十五日に二回目の不渡りを出し、二十八日にも銀行取引停止の見通しとなった。

同支店によると同社は公共施設、分譲住宅、ビルなどを施工し、四十八年度は三億五千万円の売上高が見込まれている。しかし昨年来の資材高騰と代金回収難などから業績が悪化、特に昨年五月荒井貞七商店の下請けで施工した札幌市内のビジネスホテル工事で赤字が出たため、同商店から前受け手形を受け取ったが、これが融通手形化して焦げつき、行き詰まった。負債額は同支店調べでは二億五千万円。現在、手持ち工事を続行しているものの、事実上の倒産とみられている。

荒井貞七商店関連の連鎖倒産はこれで二件となったが、三和組も下請け業者を多く抱えているところから、さらに倒産波紋が広がるのは必至―と同支店はみている。

北海道新聞
1974/05/28
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1974年5月23日 (木)

共栄土木(株)[滝川市]

破産宣告(昭和49年(フ)第1号)

共栄土木(株)(滝川市栄町271番地)は5月23日、札幌地裁滝川支部から破産宣告を受けた。

破産管財人は畠俊雄公認会計士(滝川市)。

債権届出期間は昭和49年6月24日まで、第1回の債権者集会の期日は昭和49年7月9日午前11時、債権調査の期日は昭和49年7月9日午前11時。

1974/06/01
札幌地方裁判所滝川支部

1974年5月17日 (金)

(株)荒井貞七商店[帯広市]

道内今年最大の倒産 「荒井貞七商店」(帯広)が12億

帝国興信所札幌支店が二十日明らかにしたところによると、配管工事などの中堅業者「荒井貞七商店」(本社・帯広、資本金千三百万円)は融手操作を中心とした放漫経営から行き詰まり、十七日釧路地裁帯広支部に会社更生法の適用を申請、二十日財産保全命令を受けた。負債総額は十二億五千三百万円に上るとみられ、今年に入ってからは道内最大の倒産である。

同支店調べによると、同社は配管工事、プロパンガス卸し、住宅設備機器の販売では十勝地方のトップ企業で、昨年十二月期決算では十四億円の売上高を公表していた。しかし、最近はビル、住宅工事の減少から業績が振るわず、関連施工業者との間に多額の融手を書き合い、そのうちの一社が倒産したことなどから同社の行き詰まりが表面化した。

同社を含む融手グループは数社に上り、下請け会社を含めればなお連鎖倒産が生じる恐れは十分と同支店は見ている。

今年に入ってからの負債額十億円以上の大口倒産は道内では三件目だが、中でも同社が最大。

北海道新聞
1974/05/21
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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