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1972年8月

1972年8月31日 (木)

函館海産物(株)[函館市]

函館海産物会社、倒産 イカ不漁で扱い高激減

道内海産物卸しの大手、函館海産物会社(佐藤十五郎社長、資本金一千万円、本社・函館市)は八月三十一日付けで五百万円の不渡り手形を出し、事実上倒産した。道内の信用調査機関によると、負債総額は三億円以上にのぼるものとみられているが、それ以上に、スルメ取り引きの函館スルメ会では常時上位五位にはいる道内Aクラスの海産物卸し業者であるところから、道南地方の漁業関係者に少なからず影響を与えるものとみられている。

同社は戦後二十三年の創立。函館で海産物を扱っていた業者数人が集まって作ったもので、道南地方の漁業の伸長とともに業績を伸ばし、イカ、コンブ、スケソなどを主体に四十六年五月期決算の年間取り扱い高は十億六千万円、ことしは十二、三億円ぐらいと見込まれていた。ところが、昨年十二月、東京の同業者である石橋水産が倒産したため、この連鎖で約六千五百万円が未回収となり、函館市内の銀行グループから五千万円の協調融資を受けるなど再建に懸命だった。しかし、昨年のイカ不漁に伴う価格高騰、思惑買いなどがたたり、ことしにはいって扱い高が急減した。

北海道新聞
1972/09/05
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1972年8月 6日 (日)

真鍋商事(株)[旭川市]

旭川の毛糸卸し問屋 真鍋商事が廃業

【旭川】手編み毛糸の大手卸し問屋の真鍋商事(本社・旭川、資本金八百万円)は、毛糸の需要不振に伴う業績低下から廃業することを決めた。一般債権者については、約四分の一を年内に分割払いする、という整理案が、このほど本州の仕入れ関係を中心とする大手債権者に了承された。

同商事は三十年創立され、カネボウ系統の手編み毛糸の卸し売りを中心に、最近は年商約二億八千万円をあげていた。しかし、既製毛糸衣料の普及で需要が低下、マージン率の低さもあって、先行き明るさがみえないところから廃業に踏み切った。整理時点の負債総額は約一億七千万円とみられているが、仕入れ済みの秋、冬物の返済や、売り掛け債権の譲渡、資産売却、預金相殺などによって金融関係をはじめ、地元への影響は少ないもよう。

北海道新聞
1972/08/06
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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