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1970年9月

1970年9月 4日 (金)

士別水産(株)[士別市]

破産宣告(昭和45年(フ)第3号)

士別水産(株)(士別市大通北2丁目)は9月4日、旭川地裁から破産宣告を受けた。

破産管財人は竹原五郎三弁護士(旭川市)。

債権届出期間は昭和45年9月24日まで、第1回の債権者集会・債権調査の期日は昭和45年10月3日午前10時。

1970/09/11
旭川地方裁判所民事部

1970年9月 2日 (水)

羽幌炭礦鉄道(株)[札幌市|札証 1524]

羽幌炭砿が倒産 負債60億円 会社更生法を申請

羽幌炭砿鉄道(本社・札幌、資本金七億五千万円、横田周作社長、従業員千七百人)は二日、札幌地裁に会社更生法の適用を申請、倒産した。負債総額は約六十億円といわれる。

同社は道北唯一のビルド鉱で羽幌、上羽幌、築別の三山で暖房炭を中心に年間百十万トン以上を出炭、道内暖房炭需要の約三分の一をまかなっていた。しかし昨年いらい坑内員の不足や断層など坑内条件の悪化が重なり、出炭は低調だった。このため会社側はことし四月、築別坑の休坑などを含む合理化を提案、その後年間八十五万トン体制で再建をはかったものの、八月に羽幌坑の坑内条件がさらに悪化し、同月は一万八千トン以上の減産になった。

このような出炭減に加え、昨年から資金繰りが苦しく、また一日には同社の子会社、北栄物産が約四千万円の不渡り手形を出すなどしたため、会社更生法の適用申請に踏みきったもの。

ことしにはいって道内では雄別炭鉱、夕張炭砿北夕砿、北斗炭砿などが閉山しており、各ヤマとも経営は苦しいので、羽幌炭砿の倒産を契機に“なだれ閉山”の心配も出てきた。

横田周作羽幌炭砿社長の話

 八十五万トン体制で再建をはかったが、出炭減や資金繰りの悪化などからどうにもならず、やむをえず会社更生法適用申請に踏みきった。みなさんにご迷惑をおかけし申しわけない。

松本敏治羽幌町長の話

 困ったことになった。町としても重大な問題だが、会社更生法が適用になったら、現在すすめている合理化計画をこのまま推進し、一日も早く軌道にのせてもらいたい。

 

羽幌の市昇格にブレーキ

羽幌炭砿の倒産により『三万市』法による羽幌町の市昇格があやぶまれている。

同町はことし三月下旬、登別市(当時登別町)石狩管内恵庭町と同時に市制施行を道議会に陳情、三万市に名のりをあげた。しかし、自治省や道は同町の人口がことし三月末で三万千四百八十八人(住民台帳登録人口)と条件の『三万人』をわずかしか上回っていないことや、同町の基幹産業である石炭産業の今後に問題があるなどの点から、十月に実施する国勢調査の結果をみてから市制昇格を決めたいとの意向だった。

今回、従業員千七百人、家族や関連企業を含めると五千人以上といわれる羽幌炭砿の倒産は待望の市昇格にブレーキをかけることになる。倒産によって離山ムードが出ると、人口の流出は避けられず、人口が三万人を割るのは必至の情勢だ。

来春にも市昇格を期待していた同町のショックは大きく、当面、羽幌炭砿再建に同町としても全力をあげる構えだが、これと同時に市昇格についても早急に道と対応策を協議する方針だ。

北海道新聞
1970/09/03
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1970年9月 1日 (火)

北栄物産(株)[札幌市]

北栄物産(燃料販売)が倒産 羽幌炭砿系企業に影響か

羽幌炭砿鉄道の有力子会社である北栄物産(燃料販売、本社札幌、資本金一千万円)は約四千万円の不渡り手形を出し、一日倒産した。

同社は昭和二十九年六月、羽幌炭砿の札幌地区における暖房炭販売を目的に資本金五十万円で設立され、その後三回増資して一千万円とし、石炭のほかプロパン、石油類も手がけ、三十八年六月には岩見沢に営業所を新設した。年商は十五億九千万円。

民間信用調査機関の調べによると親会社の羽幌炭砿の出炭減による経営不振が響いてここ数年、業績は横ばいをたどり、特に灯油部門の販売が伸び悩んだことから経営が行き詰まったとみられる。同社の負債総額は推定約六億円にのぼるもよう。

この北栄物産の倒産で、羽幌炭砿グループの他の系列企業や小売り店などにかなりの影響を与えるものとみられている。

北海道新聞
1970/09/02
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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