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1968年6月

1968年6月26日 (水)

北海道アスパラガス(株)[札幌市]

北海道アスパラガスも倒産 総負債額は約五千万円

北海道アスパラガス(本社札幌市、資本金一千万円)が二十六日倒産した。これは岩内町、本間醸造部に続くクレードル興農関連倒産の第二号。

同社はクレードル興農の子会社として三十四年設立、空知管内由仁町三川の工場でアスパラガスかんの生産を行ってきたが、クレードル興農倒産のため資金的に行き詰まり、今月十七日五百十三万円の不渡り手形を出していたもので、二十六日銀行取り引き停止処分となった。総負債額は約五千万円。

なお同社の債権者はクレードルの債権者とほぼ同じで、クレードル興農再建計画とからんで、将来クレードルの分工場になることが予定されており、三川工場の生産はクレードル興農の第二会社、道南アスパラ(後志管内喜茂別町)が今月十五日から施設賃貸のかたちで続行している。

北海道新聞
1968/06/27
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1968年6月20日 (木)

(株)室蘭タイル商会[室蘭市]

破産宣告(昭和42年(フ)第4号)

(株)室蘭タイル商会(室蘭市東町3丁目19番3号)は6月20日、札幌地裁室蘭支部から破産宣告を受けた。

破産管財人は山中日露史弁護士(室蘭市)。

債権届出期間は昭和43年7月8日まで、第1回の債権者集会の期日は昭和43年7月20日午前10時、債権調査の期日は昭和43年7月20日午前10時。

1968/06/27
札幌地方裁判所室蘭支部

1968年6月11日 (火)

本間醸造(株)[岩内町]

第一号は岩内・本間醸造

【岩内】クレードル興農と取り引きのあった岩内町の本間醸造株式会社(資本金三百万円)は十一日不渡り手形を出し、倒産した。

これはクレードル興農の連鎖倒産第一号。本間社長は丸子前クレードル興農社長と古くからの友人でクレードルに対し約六千万円の融通手形を出していたのが原因。

本間社長は岩内商工会議所会頭であり、十一日夜、倒産したことを理由に同社長は岩内商工会議所の江川、青山両副会頭に辞表を提出、同会議所で受理した。

なお、常議員会は後任会頭に江川利男副会頭(江川商店社長)を内定、十七日の通常総会で正式に決定される。

北海道新聞
1968/06/12
http://www.hokkaido-np.co.jp/

1968年6月 7日 (金)

クレードル興農(株)[喜茂別町]

『クレードル』倒産 負債総額三十数億円に

クレードル興農株式会社(菊池久治代表取締役、本社後志管内喜茂別町、資本金一億四千万円)は経営の行き詰まりから七日、札幌地裁に会社更生法の適用を申請、同地裁は八日付で保全処分命令を出した。同社の負債総額は三十数億円に達するものと推定されるが、この負債総額は、これまで道内最大の倒産だった道木材化学の約十五億円を大きく上回るもので、各業界に大きな波紋を呼ぶものとみられている。

同社はアスパラガスかん詰め製造のトップメーカーで、年商約二十五億円。業績悪化のおもな原因は、過大設備投資のシワ寄せによる運転資金の不足、代金回収の長期化、台湾産アスパラの進出による輸出の不振、経費増などとみられ、六月一日には前社長の丸子斉氏が経営行き詰まりの責任を負って辞任している。

負債額は農林中金から長期借り入れ金三億円をはじめ、北信連、市中金融機関、北海製缶など取り引き先などを含め三十数億円にのぼるものと推定される。これまで道内で発生した倒産の大きなものは、道木材化学の十四億八千万円(三十九年)北王製油の十四億円(四十三年)道東農機の十二億円(四十二年)田畑組の十億円(同)北農機の九億六千万円(四十一年)熊谷商店の八億円(四十二年)で、同社の負債総額はこれを大幅に上回っている。

同社に出資しているのは喜茂別、伊達、留寿都の各農協、耕作組合のほか、耕作農家の出資もあり、その影響はかなり大きい。しかも、この二、三年の積極的な設備投資で、アスパラガスだけでなく、マッシュポテト、スイートコーン、グリンピース、水産物、果実のかん詰めなどの製造に幅広く手を染めており、農機具メーカーの倒産とは別の面の“農民資本による企業経営のあり方”が論議を呼ぶことになろう。

ところで、アスパラガス生産は最盛期を迎えているため、同社はとりあえず新会社・道南アスパラ(代表者、阿部喜茂別農協組合長、資本金五百万円)を設立、新会社で操業しているが、このような措置に対して大口債権者のうちには不満を持つ向きもあるといわれ、二十一日札幌市で開かれる債権者会議で、どのような態度を打ち出すか、注目される。

北海道新聞
1968/06/10
http://www.hokkaido-np.co.jp/

 

更生手続開始(昭和43年(ミ)第1号)


クレードル興農(株)(虻田郡喜茂別町字喜茂別83番地)は7月20日、札幌地裁から更生手続開始決定を受けた。

管財人の住所および氏名 札幌市南11条西13丁目961番地 高田富與。

更生債権および更生担保権の届出期間は昭和43年8月24日まで、第1回関係人集会期日は昭和43年9月16日午後1時、場所・札幌市北1条西2丁目北海道経済センター8階ホール、会議の目的・イ、管財人の調査報告聴取 ロ、管財人、利害関係人からの管財人の選任、会社の業務、財産の管理に関する意見の聴取、更生債権および更生担保権調査の期日は昭和43年9月16日午後1時、場所・札幌市北1条西2丁目北海道経済センター8階ホール。

更生会社の債務者および更生会社の財産の所持者は、更生会社に弁済し、またはその財産を交付してはならない。右弁済または財産の交付は、更生手続中においては、すべて管財人に対してしなければならない。右の者らは、右の債務を負担することまたは右財産を所持することを昭和43年8月17日までに管財人に届け出なければならない。

1968/07/25
札幌地方裁判所会社更生事件係
 

フォト海道(道新写真データベース)
【写真説明】負債総額30数億円をかかえて倒産した後志管内喜茂別町のクレードル興農本社 掲載 1968/06/11

 

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