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1967年11月 6日 (月)

北王製油(株)[小樽市]

北王製油(小樽)更生手続き 損失累計で七億五千万円

【小樽】食用油メーカーとして知られる北王製油会社(本社・小樽市、資本金一億円、若松猪三郎代表取締役、従業員百人)は、負債がふえ、破産のおそれがあるとして六日、札幌地裁小樽支部に会社更生法に基づいて、会社更生手続き開始の申し立てを行なった。

申し立て書によると、同社は二十五期(昭和三十七年十月―三十八年九月)で約四千九百五十万円の損失を出してから毎期欠損が続き、とくに二十九期(四十一年十月―四十二年九月)は約二億五千九百十万円の欠損で、この五年間の損失累計は七億五千七百八十万円に達し、このまま事業を継続することは困難、破産のおそれがあるというもの。

同社は昭和十四年十二月、北海除虫菊工業会社として、旭川市に設立され、二十六年北王製油会社と改名以来、大豆、ナタネを原料にした食用油製造、販売を開始した。三十七年七月には、臨海の小樽市手宮町に本社、工場を移して同市企業誘致条例の適用を受け操業を続けてきた。小樽工場は日産百八十トンの原料処理能力をもち、全国十八社中十一位にランクされる食用油業界の大手。

ところが同社の設備拡張が業界の設備拡張、増産計画時期にぶつかり、生産過剰、販売競争激化からダンピングに追い込まれ損失をこうむったほか、工場建設資金の九〇%を借り入れにたより、この金利負担が大きかった。生産高に比べ販売能力が伴わなかった―ことなどが、今回の事態を招いた原因とみられている。

北海道新聞
1967/11/08
http://www.hokkaido-np.co.jp/

 

北王製油 解散きまる

【小樽】会社更生計画が難航、成り行きが注目されていた北王製油(本社・小樽市、資本金一億円)の第三回関係人集会は四日、札幌地裁小樽支部で開かれ、辻野喜郎管財人代理から提示された清算計画を原案どおり可決、同製油は解散することになった。

同製油は道内製油業界の大手メーカー。三十七年十一月、旭川から小樽市手宮町の臨海地帯に本社、工場を移し、同市企業誘致条例第一号として日産百八十トンの原料処理能力で操業していたが、昨年十一月初め、国内製油業界の過当競争のあおりで欠損が累積、札幌地裁小樽支部に会社更生法適用を申請していた。

その後、更生計画の作成を急いでいたが、業界見通しが暗いことから多角経営を盛り込んだ再建案が第一、第二回関係人集会といずれも否決され、清算計画に切り替えて計画立案していた。

この日の関係人集会には大口債権者の三菱商事をはじめ兼松江商、道東北開発公庫、住宅金融公庫、長銀、拓銀などの代表が出席、審議の結果、負債総額十四億円にたいし約五億円の財産処分で充当する―という計画案を承認した。

北海道新聞
1968/06/05
http://www.hokkaido-np.co.jp/

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