« 高田産業(株)[札幌市] | トップページ | 橋本通運産業(株)[室蘭市] »

1963年12月24日 (火)

土地建設(株)[札幌市]

会社整理開始(昭和38年(ヒ)第7号)

土地建設(株)(札幌市白石町本通275番地)は12月24日、札幌地裁から会社整理手続開始決定を受けた。

1964/01/09
札幌地方裁判所民事第一部

 
主 文
被申立人土地建設株式会社に対して、整理の開始を命ずる。

理 由
申立人は主文同旨の決定を求めたが、その申立の理由の要旨は次のとおりである。

申立人は被申立人の取締役である。
被申立人は宅地造成、土木建築工事の設計施工管理および請負を目的として、昭和三十三年五月十四日資本金二五〇万円をもつて設立され、昭和三十五年十二月には資本金一〇〇〇万円となつた。被申立人は昭和三十六年度(昭和三十六年四月一日から昭和三十七年三月三十一日まで)までは業績も順調に発展し相当の利益をあげ、東京に出張所を設けるまでになつたが、昭和三十七年度には工事量約九〇〇〇万円を予定したものの昭和三十七年八月における台風と集中豪雨により工事が遅延し、ために北海道においては一年間の工事期間の約四〇%、東京近辺においては約三箇月間の休業を余儀なくされたうえ、パワーシヨベル一台が破損したためその修理期間二箇月間運転不能になるとともに二八〇万円の修理費を要したこともあり、年間工事量は五一六九万五〇九〇円に止まり、当時までの設備の増強に比して損失もまた大となつた。加うるに、受取手形(振出人前田建設株式会社)が不渡となり、これを買#すために約五〇〇万円を要したことがあり、これらの結果被申立人の運転資金は枯渇し、これを補うために融通手形を借り受けたり銀行から資金を借入れたりして、昭和三十八年二月末日現在の試算によると、資産一億七〇七七万三三〇八円に対し負債一億八二一五万一六八四円となり、差引一一三七万八三七六円の債務超過となり、申立当時においてもこの状態は変つていない。ところで、右負債のうち、借入金、融通手形、土木機械代金未決済分、租税等現実の債務となるのは八六六五万一六五一円である。これに対し被申立人は保有土木機械車輛等において道内第一の地位を有し、昭和三十八年度の予想工事量も九〇〇〇万円は確実であつて、純利益約一三五〇万円を見込みうる。これに減価償却分の一部を加えれば二〇〇〇万円を債務の弁済にあてることができ、これをもつてみると、前記債務は約四年をもつて完済しうるといえる。よつて会社整理の方法により被申立人の維持と更生を計りたく本申立に及んだ次第である。

よつて審査するに、申立人提出の疏明資料および検査役上口利男の検査報告書によれば、被申立人の財産状態は、昭和三十八年三月三十一日現在の貸借対照表上においては流動資産五〇五五万五八〇九円、固定資産七四八〇万〇九四五円、投資七〇万円以上資産合計一億二六〇五万六七五四円に対し、流動負債一億一八三六万七〇四五円、固定負債一一六一万五〇〇〇円以上負債合計一億二九九八万二〇四五円で差引三九二万五二九一円の債務超過の状態にあるのであるが、右負債のうち現実に整理を要する債務が八二〇〇万円に達すること、その余の本件申立の理由として主張されているところがそのとおりであることが認められる。

右認定の事実によれば本件申立は理由があるものというべく、よつて主文のとおり決定する。

昭和三十八年十二月二十四日
札幌地方裁判所民事第一部

« 高田産業(株)[札幌市] | トップページ | 橋本通運産業(株)[室蘭市] »

0000 札幌市」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1345999/43071062

この記事へのトラックバック一覧です: 土地建設(株)[札幌市]:

« 高田産業(株)[札幌市] | トップページ | 橋本通運産業(株)[室蘭市] »